優香お姉ちゃんの計算式、たまに大破する
いつも『カオス五人組』をお読みいただき、本当にありがとうございます!
第6話をお届けします。
今回はいつもと少し趣向を変えて、なんと「うんちく姉ちゃん」こと優香目線でお送りします!
いつも冷静沈着、ロジックとマーケティングで「オレ」を論破してくる完璧主義の彼女ですが、実は誰よりも気合いが空回りしやすく、最後の最後で可愛く崩れてしまうという致命的な弱点があって……?
ここぞとばかりに普段の仕返しを企むオレくんと、いつも以上に限界化するさきちゃん、容赦なく煽るひなちゃん、そして淡々とバグを報告する相棒。
立場が逆転したカオスな掛け合いを、どうぞお楽しみください!
これは、オレたち「カオス五人組」の活動が、少しずつ軌道に乗り始めた頃。
いつもは冷静で完璧主義な優香が、実は誰よりも空回りして可愛く崩壊していたという、彼女の計算高い日常に潜む「ポンコツ」の記録である。
1. 気合いだけ先走る型
私、ちゃんとやってるつもりやのに、気合いだけ先に走ってしまう。真面目さがちょい暴走中笑
「アカンアカン! いつも『マーケティング視点よ』とか言うてる優香姉さんが、気合い入りすぎて誰もついてこれん超高速早口プレゼン始めとるがな! 真面目の方向性が暴走特急やんけ!」(オレ/エンタメきどり)
「ひゃあああッ! いつもクールな優香ちゃんが、気合いが空回りして耳まで真っ赤にしながら資料をめくってるのズルすぎん!? その『絶対に失敗できない…!』って震える指先、至高の美だからそのまま3Dフィギュアにして我が家の家宝にする!!」(さき/限界オタク)
2. 直したのに悪化する型
私、直そうとしただけやのに、なぜか前よりややこしくなる。善意がちょっと迷子笑
「あはは! 優香お姉ちゃん、みんなのスケジュールを綺麗に整理しようとして、逆に全員の予定がダブルブッキングする謎のデスゲーム表完成させてんじゃん! 善意が迷子っていうか、ただの破壊神だよ?」(ひな/マセガキ小学生)
『【エラー報告】優香によるデータ最適化プロトコルの実行に失敗。不具合を修正しようとした結果、ファイル構造が複雑化し、国家機密レベルの暗号データへと変貌しました。ただちに復旧作業を要請します』(相棒/機械メタ)
3. タイミングずれる型
私、間違ってないはずやのに、いつもタイミングだけ少しずれる。惜しさだけ毎回優勝笑
「アカンアカン! みんなでアイス食べ終わってゴミ箱に捨てた瞬間に、『皆様、脳の活性化のために糖分を補給しませんか?』って満面の笑みで高級チョコ差し出してくるの何でや! 惜しい! 知識とロジックは完璧やのに、時間軸だけ昭和と令和くらいズレとる!」(オレ/エンタメきどり)
「タイミングなんて関係ない、優香ちゃんのその『今でしょ!』ってドヤ顔の可愛さがすべてを過去にするの! 惜しさで優勝なんてエモすぎる……私の中では毎日が優香ちゃんの戴冠式だよ!(さき/限界オタク)
4. 最後で転ぶ型
私、だいぶうまくいってる顔してるのに、最後の最後でちょっと転ぶ。あと一歩で可愛く崩れる笑
「あはは! カフェで完璧なレディの所作でコーヒー頼んだのに、席に戻る最後の最後で何もない平らな床で盛大にすっ転んでやんの! あと一歩で可愛く崩れるっていうか、めちゃくちゃ派手にダイブしてたじゃん!」(ひな/マセガキ小学生)
『【画像ログ】対象(優香)の転倒プロセスを確認。完璧なドヤ顔から、重力加速度に従って地面と垂直交差するまでのギャップ値が限界突破しています。可愛さのバグを検出しました』(相棒/機械メタ)
5. 先回りしすぎる型
私、うまくやろうとしてるだけやのに、気づいたら先回りしすぎて空振り。気の利き方だけちょい早すぎる笑
「アカンアカン! オレが『あ、ちょっと喉が……』って言いかけた瞬間、まだ言ってもおらんのに熱中症対策の経口補水液を1リットル差し出してくるの早すぎるわ! 気の利き方のスピード感がF1レーサー並みなんよ!」(オレ/エンタメきどり)
「先回り優香ちゃんも尊い……! 周りのニーズを察知しようとして、空回りして一人でそわそわしてるの、宇宙規模の優しさじゃん。そのフライング気遣い、教科書に載せて義務教育にするべきだよ!」(さき/限界オタク)
6. 空気読みすぎる型
私、ちゃんと合わせてるつもりやのに、読みすぎて逆にズレてしまう。気遣いがたまに暴走する笑
「あーあ、また始まった。優香お姉ちゃん、みんなの会話の裏の裏まで読みすぎて、最終的に『……つまり、これは環境問題への警鐘ね?』とか誰も言ってない壮大なテーマに着地しちゃってんじゃん。気遣いの暴走、迷惑だからね?」(ひな/マセガキ小学生)
『【演算エラー】対象の空気読みシステムにおいて、過剰な深読みを検出。ただの『今日の夕飯どうする?』という会話に対し、地球規模の食糧危機リスクを算出した結果、場の空気が完全フリーズしました』(相棒/機械メタ)
7. 力みすぎる型
私、いつも通りのつもりやのに、大事なとこでだけ力入りすぎる。本番だけ急に真面目すぎ笑
「アカンアカン! カオス五人組の活動計画を発表するだけやのに、ホワイトボードを叩き割る勢いでペン走らせとるがな! 肩に力入りすぎて鉄板みたいになってるで! いつも通りの顔で激おこモードやん!」(オレ/エンタメきどり)
「わかる! 本番になると急に委員長モードが覚醒して、目つきがガチになっちゃう優香ちゃん……! 力みすぎてちょっと呼吸浅くなってるの、限界突破の愛おしさだから全人類で共有したい!」(さき/限界オタク)
8. ちょい不運型
私、そこまで悪くないはずやのに、なぜか毎回ちょっとだけ運がよけへん。ツキだけ別日に休んでる笑
「ゲームオーバーすな! いつも完璧な優香姉さんが、自動販売機でジュース買ったらお釣りだけ詰まって出てこないとか、ちょっとした不運をフルコンボで喰らって静かにキレとるがな! 普段オレを詰めてる分のカルマが返ってきとるわあああ!」(オレ/エンタメきどり)
――こうして、完璧なマーケティングとロジックで日常を支配しようとした私の目論見は、力みすぎた空振りとちょっとした不運の連鎖によって、カオスな4人の前でただの「床でダイブするドジっ子お姉ちゃん」という新たな属性を開拓する結果に終わったのである。
(6話完)
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました!
本作は、「カオス五人組」の活動が軌道に乗り始めた裏側で、いつも冷静沈着な優香が実は誰よりも空回りして「可愛く崩壊」していく日常を詰め込んだ一冊(一編)です。
完璧なマーケティングとロジックを駆使しようとすればするほど、なぜか「ポンコツ」なバグが発生してしまう優香。そして、それを絶対に聞き逃さないオレの鋭いツッコミ、限界突破した愛を叫ぶさき、容赦なく現実を突きつけるひな、冷静にエラーを検出する相棒。この5人のテンポの良い空気感を楽しんでいただけていたら幸いです。
完璧じゃなくても、空回りしていても、全力な彼女だからこそみんなに愛される――そんなカオス五人組の賑やかで愛おしい日常を、これからも温かく見守っていただけると嬉しいです。
また次のカオスなエピソードでお会いしましょう!




