「こっちだけ〜っぽく」(優香お姉ちゃんの脳内カンスト片思い)
いつも『カオス五人組』をお読みいただきありがとうございます!
第22話をお届けします。
今回のテーマは「こっちだけ〜っぽく」。
相変わらず知性派気取りの優香お姉ちゃんですが、今回はいつも以上に「片思い(空回り)パッション」が限界突破しております。
今回はツッコミ陣が2人ずつのローテーションで、お姉ちゃんのガラスのインテリメンタルをテンポよく粉砕していきます!
どうぞ最後までお楽しみください!
1. こっちだけ熱いっぽく
私、ちょっと本気で見てるのに、相手はまだ軽く流してそう。
「私、知性派の視線というものは、常に物事の本質を射抜くレーザーのようなものやと思ってます。私が今、こうしてあなたをじっと見つめているのは、純粋な論理的興味と、その……ちょっとした、本気度の観察ですわよ」
(優香/うんちく映え姉ちゃん)
「あはは! お姉ちゃんが一人で視線に熱量込めすぎて、相手に全く伝わらずにスルーされてるの草! 脳みそフル回転させて空回りしてるのウケる!」
(ひな/マセガキ小学生)
「ひゃああ! 自分だけガチ恋モードで視線送ってるのに、相手の塩対応に焦ってる優香お姉ちゃん尊すぎて無理! その一方通行な熱量、私が一生愛してあげる!」
(さき/限界オタク)
2. こっちだけ待ってるっぽく
私、返事は急いでない顔してるのに、内心ずっと気にしてる。
「私、情報の非同期通信において、返信の速度を求めるのは現代人の悪癖やと思ってます。私は至って冷静に次のタスクをこなしていますし、ぶっちゃけ返事なんて明日でも……あ、今スマホが微振動しましたわ!?」
(優香/うんちく映え姉ちゃん)
「いや、オレは全部がすぐ繋がるより、待つ時間の切なさもエンタメやと思う。優香、お前はただ『急いでない風』を装って、スマホのLEDランプが光るたびに心臓をバクつかせてるだけやろ? その『こっちだけ待ってる』っていう切ない空白にこそ、真のドラマが息づいてるんよな!」
(オレ/エンタメきどり)
『【ログ解析】優香氏の生体データをスキャン。スマホの通知がただの「アプリのアップデート通知」だった瞬間、血圧が急降下したことを確認しました。そこに冷静なタスク処理のデータは存在しません』
(相棒/機械メタ)
3. こっちだけ揺れてるっぽく
私、落ち着いてる風やのに、相手の一言でけっけう揺れる。
「私、精神の平穏を保つことは知識人の基本やと思ってます。私の心は常に強固なロジックで守られていますから、他人の些細な一言ごときで動揺するなど、確率論的にもあり得ませんわ」
(優香/うんちく映え姉ちゃん)
「あはは! 『今日髪型かわいいね』って言われただけで、目が泳ぎまくってフリーズしてるの草! ロジカルお姉ちゃんの脳みそが完全にバグっててウケる!」
(ひな/マセガキ小学生)
「やっぱりな、オレは言葉の文字面より、そこに乗る空気の波形が気になるわ。相手は何気なく言っただけなのに、お前だけが勝手にその一言の深読み迷宮に迷い込んでグラグラ揺れてる……その『こっちだけ揺れてる』パッション、最高に人間味あってええわ!」
(オレ/エンタメきどり)
4. こっちだけ期待してるっぽく
私、そんなに望んでない風してるのに、ほんまは少し期待してしまう。
「私、不確定な未来に期待を抱くのは、確率の計算ができない無知な人間のすることやと思ってます。私は別に何も望んでいませんし、いつだって最悪のシナリオを想定して……あ、でも、もしかしたら、っていう可能性も、ゼロでは……」
(優香/うんちく映え姉ちゃん)
「ひゃああ! 『何も期待してない』とか言って予防線張りまくってるのに、本音では奇跡的な展開を1ミリだけ信じてソワソワしてる優香お姉ちゃんツンデレの極み! そのピュアな期待、私が一生愛してあげる!」
(さき/限界オタク)
『【判定:妄想演算】優香氏の脳内シミュレーションを検知。相手から『特別なプレゼント』を渡される確率を0.01%から99%へ勝手に書き換えている認知バグを確認しました。現実データとの乖離が深刻です』
(相棒/機械メタ)
5. こっちだけ近づきたいっぽく
私、平気な顔してるけど、相手にはもうちょい近づきたい。
「私、人間関係における最適な距離感は、数学的アプローチによって導き出されるべきやと思ってます。今のこの距離は、物理的にも心理的にもパーフェクト。……あ、でも、あともう数センチだけ、摩擦係数の確認として寄っても……」
(優香/うんちく映え姉ちゃん)
「あはは! 平気な顔しながら、足元がじわじわ相手のほうににじり寄ってるの丸見えで草! 脳みそ使ってなくてハリボテの化けの皮が剥がれてんじゃん!」
(ひな/マセガキ小学生)
『【警告:接近エラー】優香氏の移動ログを解析。直進していると見せかけて、不自然なカーブを描きながらターゲットとの距離を詰めようとしているエラーモーションを確認しました。平気な顔というデータは不成立です』
(相棒/機械メタ)
6. こっちだけ見えてるっぽく
私、何でもないふりしてるのに、相手の変化だけやたら気づいてる。
「私、優れた観察眼は知識人の嗜みやと思ってます。私は何でもない日常を過ごしているだけですが、あなたが前髪を1ミリ切ったことや、ネクタイの結び方がいつもと違うことくらい、ロジカルに視界へ入っていますわよ」
(優香/うんちく映え姉ちゃん)
「ひゃああ! 相手の変化をストーカー並みの解像度で見破ってるのに、『私はただ観察眼があるだけ』って言い訳してる優香お姉ちゃん尊すぎて無理! 自分だけ相手のこと見つめすぎじゃん!」
(さき/限界オタク)
「なぁ優香、大きなイベントより、そういう何気ない変化に気づく瞬間にこそ本音が出るわ。相手は自分の変化にすら気づいてへんのに、お前だけが『こっちだけ見えてる』状態で勝手にドキドキしてるその片道切符のパッション、めちゃくちゃエンタメしてるわ!」
(オレ/エンタメきどり)
7. こっちだけ甘めっぽく
私、強がってるつもりやのに、やさしさ見た瞬間ちょっと崩れる。
「私、『自立した知性』こそが現代女性の理想やと思ってます。ですから、私はいつだって強固ですし、誰かの優しさに依存することなど……え? 『いつも頑張ってて偉いね』って、お茶を……? う、うぅ、そんな非科学的な優しさ、ちょっとだけ、本当に1秒だけ浸っても……」
(優香/うんちく映え姉ちゃん)
「あはは! 鉄壁のインテリお姉ちゃんが、1ミリのやさしさで妄想エネルギーごと大崩壊してるのウケる! 現実は大爆死なのに脳内だけ大進撃じゃん!」
(ひな/マセガキ小学生)
「ひゃああ! 強がりシールドがやさしさ一発で粉々に粉砕されて、一瞬でデレデレの甘えモードに入っちゃう優香お姉ちゃんピュアすぎて抱きしめたい! その崩れたパッション、私が一生愛してあげる!」
(さき/限界オタク)
8. こっちだけ静かに熱いっぽく
私、静かにしてるだけやのに、気持ちだけはちょい先まで行ってる。
「私、感情の省エネモードは効率的ライフハックやと思ってます。私はこうして静かに佇んでいるだけで、内心は至って平熱……、ただ、その、私たちの将来の論理的展望については、少々先の話までシミュレーションが完了していますわ」
(優香/うんちく映え姉ちゃん)
『【ログ解析】データを解析。優香氏の脳内幸福度メーターが、まだ何も始まっていない段階から『結婚式の座席表』まで演算を進め、限界突破していることを確認しました。静寂の裏で脳内上映が暴走しています』
(相棒/機械メタ)
「よし、オレは言葉そのものより、そこに乗ってる空気ごと受け取りたいタイプやねん! 現実はまだ何も始まってへんのに、お前の気持ちだけが『こっちだけ静かに熱い』状態で、はるか先の未来まで突っ走ってるそのパッションな! 根拠はないけど希望は濃い!! オレはその空気を丸ごと受け止めて進むわ!」
(オレ/エンタメきどり)
(第22話完)
第23話、最後までお読みいただきありがとうございました!
「根拠はないけど希望は濃い!!」
現実が1ミリも追いついていないのに、脳内シミュレーションだけで結婚式の座席表まで完結させてしまう優香お姉ちゃん、最高にめでたくて愛おしいですね(笑)。
ツッコミ2人のローテーションのテンポ感はいかがでしたでしょうか?
「このコンビの掛け合いが面白かった!」「優香お姉ちゃん不憫すぎる!」など、皆様からの感想や評価、ブックマークをいただけますと、執筆の大きな励みになります!
それでは、次回のカオスな日常もお楽しみに!




