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カオス五人組の日常  作者: TTT


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18/98

【脳内単独起動】見えやん戦友(ライバル)と勝手に紡ぐ、片思いの少年漫画【希望は濃い】

みなさんこんにちは。ガチャの「見えやん裏のアルゴリズム」を信じすぎて常に全財産がピンチなオレですが、最近はゲームの対戦相手にも「見えやん裏の絆」を感じるようになってきました。画面の向こうのライバル、実はオレの最高の戦友(とも)なんじゃないか?……そんなオレの熱いパッションに、いつものカオスな4人組が冷や水をバケツごとぶっかけにやってきます。それでは第18話、どうぞ!


■ 1. 戦友を読む型

「いいかお前ら、オレはアイツと戦った時の、スコアボードの数字(勝ち負け)だけで判断したらあかんと思ってる。ほんまの絆って、言葉にできん見えやん部分のほうが多いんよな。ライバルやと思ってた相手ほど、実は一番大事な戦友やった、みたいな裏の流れが絶対にあるはずや」

(オレ/エンタメきどり)


「ふふ、人間は目に見える勝敗の数字だけで優劣を決めたがる生き物ですからね。でもオレくん、そうやって『相手の裏の気持ち』を勝手に深読みして戦友扱いするの、ただ単に自分が完敗した現実を認めたくない言い訳を後回しにしているだけではありませんこと?」

(優香/うんちく映え姉ちゃん)


「あはは! 出たよ、オレくんの『戦友を読む型』! 相手からはただの『一瞬で倒せる雑魚A』としか思われてないのに、勝手に脳内で親友ポジション気取って、馴れ馴れしく話しかけるタイミング見計らって挙動不審になってるだけの無能なボッチゲーマーみたいで草!」

(ひな/マセガキ小学生)


■ 2. 表面だけじゃ足らん型

「ふん、オレは画面に映る『敗北』の二文字だけでアイツとの関係を終わらせへん。目に見える勝敗なんて、長い付き合いのほんの入り口や。本当の絆って、見えてる表面の下で静かに育ってる気がするんよな……!」

(オレ/エンタメきどり)


「ひゃああ! 試合の勝ち負けだけで満足せず、勝手にその奥のディープな宿敵同士の魂の共鳴を想像してハァハァしてるオレくん最高……! 相手はもう次の試合に進んでるのに、一人で『敗北から始まる真の因縁』を確信しちゃう超絶ピュアさ、私が一生添い遂げてあげる!」

(さき/限界オタク)


『【判定:誇大妄想】直近の敗戦データをスキャン。結果はただのワンサイドゲーム(ボコボコ)です。相手が試合後に送ってきた「対戦ありがとうございました(定型文)」を、勝手に『熱いメッセージ』と誤翻訳する致命的な認知バグを確認しました』

(相棒/機械メタ)


■ 3. 奥の流れを信じる型

「いや、オレは言葉にしきれん関係ほど信じてる。戦友って、普段は全く説明できんのに、戦場でピンチになった時に妙に信じられるところがあるんよな。よし、この直感を信じて、次のマッチングで1秒でアイツにフレンド申請ポチるわ!」

(オレ/エンタメきどり)


「あはは! 説明できない奥の流れとか怪しいスピリチュアルに言い訳して、ただアイツと友達になりたいだけの『お友達になりたい欲』のままに突っ走ってるだけじゃん! 考える前に『知らない人からの申請』として秒速で拒否ボタン押されてるよ! 脳みその出番がゼロでウケる!」

(ひな/マセガキ小学生)


「アカンアカン! 直感は脳が過去の経験から弾き出す超高速の最適解ですけど、ただアイツが強くてカッコいいからって、ミーハー精神丸出しでストーカー気味に突っ走ってるだけですわよ!」

(優香/うんちく映え姉ちゃん)


■ 4. まだ見えてへん本体型

「(フレンド申請が拒否される)……クソ、今見えてる関係はまだ途中やと思ってる。本体(本物の絆)は、これから何回も何回もぶつかって、限界までやり合った先に残る戦友のほうかもしれん。次の一戦で、アイツの本音を引きずり出してやるわ!」

(オレ/エンタメきどり)


「ひゃああ! 拒否された冷たい現実を完全に無視して、まだ見ぬ『魂のぶつかり合い』を幻視して勝手に脳内で超豪華な劇場版ライバルストーリーを上映してるオレくん、厨二病が大爆発してて愛おしすぎる! 現実はただのフレンド枠エラーなのに、脳内だけ週間少年ジャンプの最終回になってるのギャップ萌え!」

(さき/限界オタク)


『【リクエスト拒否】相手のプレイヤー上限数を確認。ただの「フレンド枠がいっぱいで自動で弾かれただけ」です。オレ氏の言う『ぶつかり合った先の戦友本体』は存在せず、完全なる片思いの独り相撲であることを確認しました』

(相棒/機械メタ)


■ 5. 影のほうが気になる型

「なぁ、派手でうるさい味方より、何も言わずに静かに背中を預けられる戦友のほうが気になるわ。本気で信じる相手って、最初は敵か味方か分からんくらい、輪郭がうすい気がするねん……!」

(オレ/エンタメきどり)


「アカンアカン! 脳は『関係性が不明』な状態をストレスと認識して白黒つけたがる性質があります。それなのに、あえて『チャット設定をオフにしてるだけの無口な野良プレイヤー』を深読みして運命の相棒に仕立て上げ、画面の前で勝手に友情物語を執筆してますわよ!」

(優香/うんちく映え姉ちゃん)


「あはは! 相手がキーボード触ってないのを深読みしすぎて、勝手に『背中を預け合ってる』と勘違いして隣でボーッと突っ立ってるの、ただのゲームの邪魔な障害物みたいで草!」

(ひな/マセガキ小学生)


■ 6. 流れの裏を拾う型

「いや、オレは表でアイツが何を言ったかより、裏でどれだけ一緒に踏ん張ったかを見てる。戦友って、起きた結果より、そこまでの流れで決まる気がするんよな。あの激戦を同じサーバーで耐えた事実が、もう次のドラマへと超高速で進んでるんや……!」

(オレ/エンタメきどり)


「ひゃああ! たまたま同じマッチングに入っただけの裏を拾いすぎて、勝手に『共に死線をくぐり抜けた熱い記憶』を捏造して勝手に涙ぐんでるオレくん尊死! そこまで美化しなくていいのに、一人で勝手に『伝説のタッグ結成』のナレーション脳内再生してて愛おしい!」

(さき/限界オタク)


『【ログ解析】当該マッチングにおける相互通信を確認。オレ氏と相手プレイヤーは一度もコンタクトを取っておらず、ただ同じ空間にポップしただけの「完全な赤の他人」であることを証明しました。脳内ドラマの強制終了タスクを実行します』

(相棒/機械メタ)


■ 7. 表面の下を疑う型

「やっぱりな、最初はライバルに見えても、その下にあるもんまで見たいタイプやねん。表面がツンツンしてても、その下では絶対にオレへの信頼が動いてる。気づいたらいちばん信用してる戦友になってたりするんよな!」

(オレ/エンタメきどり)


「あはは! 相手がたまたま余った回復薬を地面にポイ捨てしていっただけで一瞬で釣られてるのに、『表面の下の信頼』とか言ってカッコつけてるのウケる! ゴミ拾いしただけなのに、それを『戦友の不器用な優しさ』に脳内変換してるのめでたすぎじゃん!」

(ひな/マセガキ小学生)


「アカンアカン! 都合のいい拡大解釈による一時的な幸福感の上昇ですわね。でもオレくん、その『表面の下』を疑っている相手のプロフィール、よく見たら『※初心者お断り・ボッチはお引き取りください』ってデカデカと書いてありますわよ」

(優香/うんちく映え姉ちゃん)


■ 8. 見えやん世界を前提にする型

「よし、オレは見えてる冷たい関係だけが全部やとは思ってへん! ぶつかって、支えて、最後に残ったもんが本物の戦友やと思ってる。いつかアイツと並んで戦う未来を前提にするわ! 根拠はないけど希望は濃い!!」

(オレ/エンタメきどり)


「ひゃああ! まだ見ぬ不確定な『相思相愛の未来』を前提にして、すべての友情エネルギーをツッパしてるオレくんのその無駄に熱いパッション、眩しすぎて直視できない! 相手の迷惑を一切考えずに突き進むの、最強に愛すべきおバカさん!」

(さき/限界オタク)


『【最終同期ステータス】相手からの認知度:測定不能(ゼロ)。オレ氏の脳内シンクロ率:120%。客観的根拠を一切必要としない、脳内スタンドアローン(単独起動)による完全な友情ごっこエンディングの成立を確認しました。 お幸せにどうぞ』

(相棒/機械メタ)


(第18話完)

第18話をお読みいただきありがとうございました!

結果として、相手からの認知度は「完全なるゼロ」であることが相棒のデータによって証明されてしまいましたが、オレの脳内ではすでに劇場版のクライマックス並みに熱い友情が仕上がっています。根拠はなくても希望が濃ければ、人はどこまでも走れるのです(フレンド申請は拒否されましたが)。

次回、オレの脳内暴走はどこへ向かうのか!?またカオスなみんなにボコボコにされるのを楽しみにしていてください。それでは、第18話完!

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