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カオス五人組の日常  作者: TTT


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10/110

【悲報】うちの「うんちく映え姉ちゃん」が初対面の気まずさに耐えかねて自滅した件

ご覧いただきありがとうございます!「カオス五人組」の日常シリーズ、第10話をお届けします。

前回は身内の前でのポンコツっぷりでしたが、今回は優香お姉ちゃんが「外の世界(初対面やまだ距離のある人)」に挑みます。

完璧な大人を演じようとするあまり、逆に気まずい空気を作り出していく彼女の奮闘(空回り)をぜひお楽しみください!


これは、オレたち「カオス五人組」の頭脳であり、いつもは冷静沈着で平成生まれの知識をドヤ顔で披露する「うんちく映え姉ちゃん」の優香が、初対面の相手やまだ距離のある人物を前にして、朝から深夜まで可愛くメンタルを削り取られていたという、彼女の計算高い日常に潜む「社交性空回りポンコツ」の記録である。

完璧な大人のスマートさを演出しようとするあまり、逆に謎のディスタンスを生み出し、自滅していく彼女の気まずすぎる奮闘をご覧いただきたい。

■ 1. まだ距離あるっぽく

(私、普通に話してるつもりやのに、相手との距離だけ妙に縮まらへん。)

「アカンアカン! 優香姉さん、初対面の相手に対して『平成のビジネスシーンでは、まず相手の靴を見るのがマナーですわ』とか謎のこだわり発揮して、物理的にも心理的にもソーシャルディスタンスを2メートルくらいキープしとるがな! 丁寧すぎて逆に壁がそびえ立っとるわ!」

(オレ/エンタメきどり)

「ひゃああ! 相手に失礼がないようにってガチガチになって、ロボットみたいな動きになってる優香ちゃん尊い……! 距離を縮めたいのに縮められない、そのもどかしさだけでご飯3杯はいける!」

(さき/限界オタク)

■ 2. 気を使いすぎっぽく

(私、場を和ませたいだけやったのに、気を使いすぎて逆に空気が静か。)

「あはは! 優香お姉ちゃんが『あ、あの、最近の若い方の間では、タイパ(タイムパフォーマンス)を意識したお食事が流行りとお聞きしましたけれど……?』とか言って、急に10代のトレンドに歩み寄ろうとして滑ってるじゃん! 気を使いすぎてお見合いの席みたいになってるよ!」

(ひな/マセガキ小学生)

『【空間温度測定】優香の発言直後、周囲の気温がマイナス3度を記録。良かれと思って放った平成知識混じりの気遣いが、相手に巨大な配慮の塊としてドスンと着弾しました』

(相棒/機械メタ)

■ 3. 目線が迷子っぽく

(私、ちゃんと会話してるのに、視線だけどこ置いていいかわからん。)

「アカンアカン! 話はちゃんとしてるのに、目が右斜め上の時計、左下のカバン、相手のネクタイの結び目を高速で三角形に往復しとるがな! 視線の打点が高すぎて、相手からしたら『ワイの背後に何か見えてるんか!?』って恐怖のホラーハウス状態や!」

(オレ/エンタメきどり)

「わかる……! 相手の目を見つめ続けるのが恥ずかしくて、泳ぎまくってる瞳が小動物みたいで超絶可愛い! 迷子になったその目線、私が全力で引き受けたい!」

(さき/限界オタク)

■ 4. どっちも探ってるっぽく

(私、何も言ってへんようで、お互いに様子見だけは一人前。)

「あはは! 優香お姉ちゃんも相手の人も、笑顔のまま『お仕事はどちらのスキームで?』『あ、私は主にコンサル界隈を……』とか言って、おお互いの出方を探り合ってるじゃん! 腹の探り合いだけで、1ミリも会話の核心に進まないのウケる!」

(ひな/マセガキ小学生)

『【心理戦アラート】両者ともにガードを固めたキャッチボールを展開中。優香の脳内では「相手が平成生まれか、それともZ世代か」を特定するためのプロファイリングが進行していますが、手がかりはゼロです』

(相棒/機械メタ)

■ 5. 返し待ちっぽく

(私、話ふったのに、返事待ってる時間がいちばん長い。)

「アカンアカン! 頑張って話を振ったはいいけど、相手が『あー、それは……どうでしょうね』って考えてる間の数秒間、優香姉さんの時が完全に止まっとるがな! 待ってる間の顔が、フリーズした昔のWindowsの画面くらい固まっとるわ!」

(オレ/エンタメきどり)

「返事を待つ数秒の間、優香ちゃんが『変なこと聞いちゃったかな……』って不安になって、みるみる耳の裏まで赤くなっていくの最高のご褒美です!!」

(さき/限界オタク)

■ 6. 話題が薄いっぽく

(私、頑張って会話つないでるけど、中身がだいぶ空気より軽い。)

「あはは! 『今日の空気の質量、心なしか平成の秋に似てますわね』とか言って、優香お姉ちゃんが必死に天気と気圧の話だけで会話を繋ごうとしてるじゃん! 中身がなさすぎて、ヘリウムガスより軽い会話になってるよ!」

(ひな/マセガキ小学生)

『【データ解析】現在の会話における有益な情報の割合:0.01%。水素よりも密度の低い、純度100%の「沈黙を埋めるためだけの音」が空間を漂っています』

(相棒/機械メタ)

■ 7. 笑いどころ探しっぽく

(私、なんか笑うタイミング探してるのに、全員まじめ顔で余計におもろい。)

「アカンアカン! 相手のちょっとした一言に『ふふっ、それはお上手ですわね』って愛想笑いを入れるタイミングを計りすぎて、ワンテンポ遅れて一人で『ハハッ』って乾いた声を響かせてしもうた! 周りが全員まじめな顔しとるから、余計に一人で自爆したみたいになっとるがな!」

(オレ/エンタメきどり)

「あえて笑いを取りにいったわけじゃないのに、タイミングを見失って一人でツボに入りそうになってる優香ちゃん、愛おしすぎて抱きしめたい……!」

(さき/限界オタク)

■ 8. 終わったあと気まずいっぽく

(私、今は普通にしてるけど、あとで一回だけ反省会しそう。)

「ゲームオーバーすな! 別れ際は『それでは、またご縁がありましたら』って完璧なビジネスマナーで一礼したのに、駅の改札を抜けた瞬間に柱の陰に隠れて、『終わった……。絶対にあの『タイパ』ってワード、使いこなせてなかったわよね……!?』って、本日2回目の悶絶大反省会を予約しとるがな! 吊り革を握る手がプルプルしとるわ!」

(オレ/エンタメきどり)

――こうして、カオス五人組の輪を飛び出し、外の世界で「完璧でスマートな大人の女性」を演じきろうとした私の高すぎるプライドは、過剰なディスタンスと中身スカスカの会話によって静かに自滅し、帰り道の駅のホームで「今日の自分の気まずすぎる一挙手一投足」を脳内で巻き戻しては悶絶するという、新たなる限界大反省会属性を順調に開拓する結果に終わったのである。


(10話完)

最後まで読んでいただきありがとうございました!

外に出るたびに、夜の悶絶反省会のネタを増やしてしまう優香お姉ちゃんのお話でした。

もし今回の掛け合いを楽しんでいただけましたら、ぜひ【ブックマーク登録】や、下にある【評価(☆☆☆☆☆)】での応援をよろしくお願いいたします!次回もどうぞお楽しみに!

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