【文化】相撲
【問い】 各国に残っている相撲と簡単なルール説明をまとめて
【回答】 Geminiさん
世界各地には、日本の相撲のように「相手を倒す」「外に出す」ことを競う伝統的な格闘技が残っています。
それぞれ特徴的なルールを持っていますので、代表的なものをまとめました。
モンゴル:ブフ(モンゴル相撲)
広大な草原で行われる、もっとも有名な伝統相撲の一つです。
・ 特徴
土俵(境界線)がなく、制限時間もありません。
・ 主なルール
足の裏以外の体の一部(膝や肘、背中など)が地面についたら負けとなります。
相手の脚を掴んで倒す技が認められています。
韓国・北朝鮮:シルム
腰と太ももに「サッパ」と呼ばれる布の帯を巻き、砂場のようなリングで戦います。
・ 特徴
試合開始前から、お互いに相手の帯をがっちり掴んだ状態からスター
トします。
・ 主なルール
相手の膝から上の部分(腰や背中など)を地面につければ勝ちとなります。
日本の相撲のように「外に押し出す」だけでは勝ちになりません。
トルコ:オイルレスリング(ヤール・ギュレシュ)
体にオリーブオイルを全身に塗った状態で戦う、400年以上の歴史がある国技です。
・ 特徴
オイルで滑るため技をかけるのが難しく、独特のキスペットという革ズボンを履
きます。
・ 主なルール
相手の背中を地面につける(ピンフォール)か、相手を持ち上げて一定歩数運
ぶ、または相手の革ズボンを脱がせかけると勝ちになります。
制限時間内(40分など)に決着がつかない場合はポイント制になります。
ベトナム:ヴァット(ベトナム相撲)
テト(旧正月)などの伝統行事で盛んに行われる相撲です。
・ 特徴
太鼓の音に合わせて試合が進み、儀礼的な要素が強く残っています。
・ 主なルール
相手を円形の試合場の外に出すか、相手の足の裏以外の部分を地面につければ勝
ちになります。
ルール自体は日本の相撲にとてもよく似ています。
スイス:シュヴィンゲン
アルプス地方に伝わる、独自のズボンを履いて戦う相撲です。
・ 特徴
競技者は服の上から「短パン(ズボン)」を履き、そのズボンを掴み合って戦い
ます。
・ 主なルール
相手の両肩を同時に地面につければ勝ちとなります。
勝った選手が、負けた選手の背中についたおがくずを手で払ってあげるのが美し
いマナーとされています。
国ごとに「土俵の有無」や「どこを掴むか」が異なり、それぞれの土地の文化が反映されています。
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【問い】 単純なルールなので何所にもありそうですが、文化として残っているものは他にもありますか?
【回答】 Geminiさん
「道具を使わず、相手を倒したら勝ち」という単純なルールだからこそ、世界各地の地理や歴史、独自の生活習慣と結びついた面白い文化がたくさん残っています。
世界には「民族相撲(フォーク・レスリング)」と呼ばれるものが50種類以上あると言われており、その一部を紹介します。
セネガル:ルッテ・セネガレーズ(セネガル相撲)
西アフリカのセネガルで、サッカーをしのぐほどの国民的人気を誇る国技です。
・ 文化的な背景
もともとは収穫祭の儀式や、村同士の誇りをかけた闘いでした。現代ではプロ化
されており、数万人が入るスタジアムが超満員になります。試合前には「グリグ
リ」と呼ばれるお守りを体に巻き、呪術師が作った聖水を浴びるなど、アフリカ
の伝統信仰と深く結びついた派手な儀式が行われます。
・ ルール
基本は「両手・両膝が地面につく」「背中が地面につく」と負けになります。最
大の特徴は「素手での殴打」が認められている部門がある点です。殴
り合いながら隙を見て組み付き、相撲の技で豪快に投げ飛ばします。
スペイン(カナリア諸島):ルチャ・カナリア
大西洋に浮かぶスペイン領カナリア諸島の伝統格闘技です。
・ 文化的な背景
15世紀にスペイン人に征服される前から、先住民(グアンチェ族)の間で受け
継がれてきた歴史があります。相手をリスペクトする精神が極めて高く、勝者が
負けた選手を抱き起こして称えるのが絶対のルールです。
・ ルール
最初からお互いの「ズボンの裾(左脚側)」を左手で掴んだ状態からスタートし
ます。足の裏以外の体の一部が地面についたら負けになります。打撃や関節技は
一切禁止で、純粋なバランスの崩し合いと投げ技で競います。
沖縄:シマ(沖縄角力)
日本国内にも、独自の歴史をたどって残っている「もう一つの相撲」があります。
・ 文化的な背景
琉球王国時代から続く伝統的な格闘技です。一時は衰退しかけましたが、お祭り
や地域のレクリエーションとして今も根強く愛されています。
・ ルール
日本の大相撲とは全く異なります。
最初からお互いの「帯」を両手でガッチリと掴み、お互いの右肩を組んだ状態か
らスタートします(サッパを掴む韓国のシルムにとても近いです)。土俵から出
ても負けにはならず、相手の「両肩」を地面につける(完全に仰向けにする)こ
とで初めて勝ちとなります。
柔道のように、倒れ込みながら技をかける豪快な裏投げなどが見どころです。
アイスランド:グリマ
バイキングの時代から伝わる伝統相撲です。
革製のベルトを互いに掴み、常に直立した姿勢を保ちながら、ステップを踏むように踊りながら戦う独特のスタイルを持っています。
インド:クシュティ
「アハラ」と呼ばれる、ハーブや清められた油を混ぜた独自の赤土の土俵で戦います。
単なるスポーツではなく、厳格な菜食主義や禁欲生活を伴う、ヒンドゥー教の修行としての側面が強く残っています。
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なぜこれほど多くの相撲が文化として残ったのか?
理由は主に3つあります。
1.神事や祭りと結びついたから
豊作を神様に感謝したり、大自然の精霊に祈りを捧げたりする行事のなかに「力比べ」が組み込まれたため、時代が変わっても廃れませんでした。
2.王や戦士の訓練だったから
モンゴルやヨーロッパなどでは、武器を持たない状態での兵士の基礎体力を測る、または育てるための手段として国が保護してきました。
3.「その土地の衣装」が必要だから
スイスのシュヴィンゲン(専用の麻ズボン)やトルコのオイルレスリング(牛革のズボン)のように、その土地の伝統衣装や特産品とルールが一体化しているため、民族のアイデンティティとして残りやすかったのです。
「服を着たまま戦うか」「裸か」「ベルト(まわし)を使うか」といった違いはありますが、「道具を使わずに力と技を競う」という人間の根源的な欲求が、それぞれの土地の風土に合わせて進化し、今も文化として息づいています。
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【問い】 日本の相撲の、”ハッケヨイ、ノコッタ”元の言葉は?
【回答】 Geminiさん
相撲の「ハッケヨイ」と「ノコッタ」には、それぞれいくつかの説があります。
まず「ハッケヨイ」の有力な説は「発気揚々(はっきようよう)」です。
気分を奮い立たせて、勢いよく戦えという意味の言葉が変化したと言われています。
ほかには、占いなどで使われる「八卦が良い」からきているという説もあります。
次に「ノコッタ」は「残った」という言葉が元になっています。
土俵の中にまだ残っている、まだ勝負はついていないぞという意味です。
行司がこの声をかけることで、力士たちにさらに力を出せと促しています。
つまり全体としては「気合を入れて動きなさい、まだ土俵に残っているぞ」と言いながら試合を盛り上げていることになります。




