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異世界ローカル路線バス  作者: 横浜あおば
第一期中期経営計画

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異11系統 ララ川土手〜ウォダイ村〜ガマガメ病院〜トー交易路

2023年2月22日にカクヨムで公開したものです。

『次はドゥ坂下。地域の皆様に愛されて八十年。お食事からちょい呑みまで、ドゥ坂食堂へはこちらが便利です』


 王都を出ると未舗装路が大半の中、この街道は馬車の往来が激しいためかきちんと整備されている。おかげでバスが大きく揺れることもなく、とても走りやすい。


 停留所に人の姿が見えたので減速してバスを路肩に寄せる。

 停車して前扉を開けると、肩に猫に似た謎生物を乗せた男性が乗り込んできた。


「ダンダ橋までお願いします」


 そう言って220ゴールドを支払おうとするので、私は硬貨投入口を左手で塞いでそれを止めた。


「お客様。申し訳ございませんが、ペットの持ち込みはケージやケース等に入れていただく必要がありまして……」


 基本的に車内への動物の持ち込みは禁止だ。しかし、盲導犬・介助犬およびペットに関しては持ち込みを認めている。ただし、ペットについては他のお客さんに迷惑とならないよう完全な容器に収容されている必要がある。細かい注意事項は各バス事業者のホームページまで。


 その謎生物がペットなのか何なのかは知らないが、とにかくそのまま持ち込むことは出来ない。


「そうなんですね。どうしようか、ロロゥ?」

「ミュ〜?」


 私の説明に男性は困った表情で謎生物と顔を見合わせた。


 その猫みたいなやつ、そんな鳴き声なんだ……。


「仕方がない。歩いて行こうか」

「ミュ〜!」

「御者さん、すみませんでした。今度は入れ物を用意してきます」


 結局、男性は乗車を断念しバスを降りていった。

 扉を閉め、バスを発進させる。


「発車します」

『次はガマガメ病院。信頼と実績の王立医療機関、ガマガメ病院はこちらでお降りください』


 ってかさっき、御者って呼ばれたよね?

 バスの運転手って、こっちの世界じゃ馬車の御者扱いになるのか。

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