エピソード41 黒羊と羊飼い
「あんなにキラキラしていたのに…」私はそう言いながら魔法を使って昔のような建物に戻していく、枯れてしまった花も魔法を使ってゆっくり戻していく。「戻しても誰も戻ってこれないんだったら戻しても意味がなくない?」そうレオは言う。「あーあ…そういうこと言っちゃう人嫌いだなー」そう言う。するとレオは僕はったよと返しながら村を元の姿に戻す作業の手伝いをしてくれた。レオが手伝ってくれたおかげで1日と掛からず終わった。終わった後少しぐったりしているとふと昔の花畑が気になり花畑へ向かって走った。花畑へ着き周りとみると花畑は無事できれいなままだった。「ここ…は無事みたいだね…良かった…」そう胸をなで下ろす。久しぶりにレオと一緒に花畑の真ん中に座る。二人とも体が大きくなってしまったからなのか花畑から少しでそうになっていた。私は笑って「懐かしいねwよく昔2人でここでいっぱい遊んでさw」そう言う。その後、私たちはまた村に戻り家に戻った。「一緒の家で寝てもいいんだよ?」そう言ったがレオは「やめておこう。」そうきっぱり言い、共同の家ではなく元々あった家のほうへ行った。私も自分の家のほうへ行く。レオと一緒にできる限り内装まで元に戻したおかげで部屋に入って奥の所に行けばふかふかな布団がある。今日はつかれちゃったな、私は少し寝ることにした。朝になるとサプライズでレオに朝食を作ってあげようと思いレオの家に言って朝食の準備をする。ちょうど出来上がるタイミングで「おはよう…」とレオが起きてきた。「おはよう!朝食はできてるよ!」とそう笑顔で言い、テーブルに料理を置いていく。「まるでお嫁さんみたいだな…」レオがそう呟いた。「うん!そうだよ?」そう言いながら料理を運び続ける。「え?どういうこと?」そう言われた私はレオに向かってにっこりと笑い「そういうことw」と返した。何ヶ月も何年も、私たちは一緒に暮らした。だんだんと慣れてきてくれたのかいっしょの家でも寝るようになった。これからもレオと一緒に生活していけるだろう。私はそう信じている。




