表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
46/367

第20話[何言ってんの?]

どれだけ走っただろうか。

二つの頂きを求め、今も尚走り続けている。

異世界に来る前に、合法ロリちゃんがよく言ってたっけ。


「努力は必ず報われるよ」


それを聞いて私は彼女を落とす為に、死ぬ程努力した。

途中で彼女の靴の匂いを嗅いだのがいけなかったのかな。

それともリコーダーを舐めた事?

いや、心辺りが多すぎて考えるのが面倒だ。

そんな事より今は努力は必ず報われるという事、これについてだ。

私は魔物を倒すべく死に物狂いで走り続けた。

きっと第三者から見たら努力している様に見えたに違いない。

そして今、私のこの努力は報われたんだ。


「うへへぇ、やっと捕まえた」


私は魔物兼村娘を押し倒して馬乗りになり、涎を垂らしながら、彼女の顔を見つめていた。

頑張って努力した甲斐があったね。

悪い魔物さんをコレから退治しないと。


「もう逃さないから」


「止めて、誰か助けて〜」


いくら暴れようとも叫ぼうとも無駄、人気の無い場所を選んだのはこの魔物だ。

誰も助け何て来る筈が無い。

私は魔物の二つの頂きを堪能しようと乳に手を伸ばした。

その時だった……。


「何やってんの?」


日菜ちゃんが現れた。


「日菜ちゃん、これは違うの」

「コイツは魔物だから」

「私を惑わした魔性の女なんだから」


「いや、何言ってんの?」


この隙に村娘は私から逃げ出した。

日菜ちゃんの手前、私も彼女を追いかける事ができない。

獲物を逃し落胆する私に日菜ちゃんが話しかけてきた。


「そんな事より大変なの、私人を殺したかも知れない」


えっ?

日菜ちゃんが人殺し?


「日菜ちゃんこそ、何言ってんの?」


第20話 完

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ