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ARROW!!  作者: ま ゆ
3/15

ARROW!! -3- 人

地下鉄を降りて 徒歩30分。


そこに見えた 私の新居であろうアパートと4人がお出迎え。


チラシ通り、フランス・パリ風だった。


こんな所に住んでいいんですか?


ほんまにここ、あたしの家ですか?





         ARROW!! -3- 人




「えーっと、桜井さん?」

  茶髪のボブで今時のかわいらしい20代前半くらいの女の人が

  喋ってきた。


「・・・はい、そうです。」

  お願いやから、人違いであってほしい。


「うせやんっっ!めっちゃかわいい★ よろしくなあ♪空奈ちゃんっ」

  何やらホストNo.1みたいなカッコいい人が、あたしの名前を言う。

  やっぱり、間違えじゃないんや。。。


「んー、よろしくな。うん。」

  この人 めっちゃかわいい・・・猫みたい・・・プーマのジャージを履いて

  サンダルはエルモで。男の人やけど、めっちゃあったかそう。


「初めまして^^ 」


「えっと、初めまして!!!桜井空奈です!!好きなものは焼きぷりんです!

 今日からよろしくお願いしまふ!」 

   ・・・・なんやねん 「お願いしまふ」って 涙


「なははははははははははっ!!!! 焼きプリンにお願いしまふ!かわいいコやわ(笑)

 えっと、安田帆奈津ですっ!!年は にじゅう・・・%□▽(∀)?!でーす♪

 ネイルサロン経営してますっ★!」

  

あー、めっちゃかわいい♪


「おもろい子やなあ!(笑)えと、オレは村上蛍でふ!(笑) ほたるって女やないで!

 あ、ちなみに23歳で ホストやってます★って言いたいところやけど(笑)

 プロカメラマンやってます♪」


ホストやないんやw 


「んー?オレぇ? 田中龍ですー。んー?20歳ー。弁護士やってますー。

 ゲーム好きです。おれは焼きプリンより抹茶プリン派ですー。」


やばい、かわいいなあ^^


「えっと、オレは大谷 晴です!!!大学生でコンビニでバイトしてます♪

19歳やでえ^^ 」


うわー、この人もまた、天然羽毛布団みたいな存在やあ(←?)

ふわふわしとるなあ。



「えっと、大家はあたしでここの名前は「ARROW」。意味分かる?」


「・・・? えー、何なんですかあ?」


「矢印♪。自分の行く先を見つける場所になればいいなって思って^^

 全部で6部屋あるでな^^ 空奈ちゃんは2回の真ん中の部屋。」


「あ、そーゆーのめっちゃ好きですw え、あたしが6人目ですよね?」


「うん、そうやよー^^ あ、もう1人おるよ(・∀)もうちょっとで帰ってくると

 思うでw夜、空奈ちゃんの歓迎パーティーあたしン部屋でやるでおいでなあw」


「んじゃ、部屋片付けてきますねえ♪」


「うん♪あ、これここの案内図wあたしが作ったからw」



あー、帆奈津さんめっちゃかわいいし良い人やなあ♪

てか、春休みあけたら学校や; 友達いっぱい作ったるでなっ!!!


階段をかけあがり104号室の鍵を開ける。





がちゃっ━━━━━━━━━━・・・・


期待通りのかわいらしい内装に奥にはダンボールが積んである。

1人分やから、ちょっと少ないけど ここで今日から始まる。


ある程度荷物を片付けて自分の部屋って感じになった。

ふいにベットに倒れこんで一息ついた。

4月から始まる学校も、今日から始まるこのアパートでのコトも

すべてが嬉しくてくすぐったい、そんな気持ちで思わず

顔がニヤける。



帆奈津さんが作ってくれた案内図を見ると、


2階 103龍たろ 104空奈ちゃん 105友来くん

1階 100蛍ちゃん101帆奈津(アタシ) 102晴


※龍たろの本名は龍です! 笑 


隣は龍さんと・・・ 友来?くん?

あ、おらへんかった子かな。



「「「〜〜♪〜♪」」」


ケータイが鳴る。画面を見たらお母さんだった。


「もしもーし?」


「あ!空奈か!おかんやけど! 着いた?着いたな!今日、

 そっちの高校の制服とかいろいろ送るでな!わかった?

 よし、んじゃね。ご飯ちゃんと食べないな!ばいばい!」


「「「プッ━━━━━━━━━━━━━━━」」」


電話で自問自答すんなよ 笑

思わず笑みがこぼれる中 


「「「ピーンポーン、ピンポンピンポンピンポン!!!!!!!!!!」」」


うっさいなあ(怒)誰やねん!



「は〜〜〜い!!!!」



ん?




 んんんんん???




ん。




「どちらさん?」


「はぁ?お前こそ人ん家で何してんねん!!!!出てけや!」


「どぇうわっはぁ?!」


「うっわ、日本人ちゃうんけ。」


「日本人じゃあほーーー!!!!!!!!!」


「てか、自分だれやねん。」


「人のこと聞く前に自分の事言うんが礼儀やろ!」


あー、めっちゃ腹たつ! 誰やねん、ほんまに。


「おれか!おれはっ・・・」



「「「「はーいすとっぷー!!!!!!!!」」」


「もう、下で配達してもらったピザのお金はらってたら、えらい

 でっかい声聞こえるで来てみたら! てか、友来くんの部屋

 隣やろ?あほー。」


「帆奈津さーんっ;」


「空奈ちゃんごめんねえ。」


「チッ すいませんでしたねえ お邪魔しましたあ(怒)」


「ケッ わかったらええんですー。このさる!」


「いちいちムカつくこといいやがって まる子!」


「なんやねん丸子って、あたしはちびまる子か!」


「そうじゃ!その身長びっくりじゃ!150もないんちゃうか?」


「152じゃ あほおおおおお」


めっさ 腹たつねん。こいつ。


そんなこと考えながらも、帆奈津さんの部屋へ行く。


「お、空奈ちゃん来たなあ^^ いっぱい食べえやあ^^」


「ありがとう、蛍さん! どこぞの猿とは全然ちゃうわあ♪」


「猿言うなサル。お前ちびまるやろが。」


「(無視) 龍さん、ビールいいですか?」


「お、ありがとー、もらうわー。」


「空奈ちゃんオレにもー。」


「晴さん飲みすぎてんちゃいますー?笑」


「だいじょーぶ!おっちゃんまだまだいけるで♪」



「そういえば、空奈ちゃんと友来くん4月から一緒の学校やんなあ、

 だって、小津高やろ?」



「「ええええ?!」」


「お、ええなあ 高校生わっ♪ でも、空奈ちゃん楽やな!友来に2ケツしてもらって

 学校行けば? やったなあ^^」


「ちょー、蛍さん待って!こんなんと2人乗りしたら学校着く頃には

 オレ、死ぬワ」


「せやでえー、行ったりぃ。」


「うわああ;龍さんまでンなこと言うー。」


「オレ、入学式くらい車だしたるでえ」


「え、ほんま?!晴さんありがとう!」


 なんか、あたし会話に入れてない ・・・ 苦笑


 さっきから、あのクソザルを中心に話が回っとる。


「空奈ちゃんと友来のやったら、みんなで入学式行こうや!

 保護者席で♪」


「お、ええなあ^^ 帆奈津も行くやろ?」


「うん!当たり前やンっかわいいかわいいARROWの末っ子ちゃんやからなw」




そうして、ARROW入居 1人暮らしの初めての夜が終わった。




ARROW-4- に つづく・・・

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