ARROW!! -14- 初
また、心にひとつ
また、体にひとつ
初めてが 増えた。
ARROW!! -14- 初
龍さんに 一部始終 全部話した。
思ったこと、全部 言った。
龍さんは、何も言わずそっと
抱きしめてくれた。
『空奈ちゃんは、悪くないで。
だから、自分を責めんといて な?』
「ありがとうっ・・・」
『あ、あとさ。』
龍さんが めっちゃ照れるから
また、顔をのぞきこむと
『そのー、。うん。』
「ふえ?」
『だからあ!俺、全然 そのー・・・』
「えぇ?」
『だから!俺あんまりそんな、上手じゃないで?』
「だっ!!」
これは、あたしも照れた。
今まで泣きながら話してたから
まさか、コノ話まで言ってたとは思ってなかった。
『だから、俺はキスも、そのーえぇッチも上手やないし!』
「・・・・・」
ものも言えないくらい、照れたあたしは
龍さんが必死で 話すのを聞いた。
『しかも、そんな胸の大きさとか全然 気にしてへんしっ///
空奈ちゃんは、大事やから。。。大切にしたいから・・・』
「ぷっ(笑)」
『その、だから、空奈ちゃんが、「したい」って
思ったら、その時は頑張るよ。うん?
好きやし、その。。。空奈ちゃんのことは好きやから・・・』
「・・・・ したい」
『ふぇ?』
「だから、龍さんと したい。」
『ええの?俺で。』
「うんっ」
『初めてなんやろ?』
「うん」
『ほんま?』
「うん^^」
『俺のコト 好き?』
首をたてにふった。
『あかん、声に出して。
俺のこと好き?』
「うんっ^^」
━━━━━ バサッ
そのまま、ベットに押し倒されて
キスをした。いつもどおりのふれるだけの。
龍さんが、制服のボタンを丁寧にはずす。
上から4つ目まで。
『今日は、こんだけにする。』
龍さんの舌があたしの首筋を這う。
そのまま、胸のあたりを龍さんが見るから
すっごい恥ずかしくなった。
「龍さん?」
『ほんまに ちっさいな 笑』
「うわ、めっちゃ失礼。」
『うそうそ^^』
『初めて・・・ やんな?』
「うん・・・」
『ほんまに俺でええん。』
「うんっ」
正直、すっごい怖かった。
だって、そんな、初めてやし。
『大丈夫、優しぃ するで。』
━━━━━・・・・
龍さんと、 重なった。
思ったより、すっごい痛くて
でも、それは、悲しい痛みじゃない。
すっごい、幸せや。
好きな人と1つになった。
龍さんは、ジャージを上げて
あたしの、シャツのボタンを丁寧に
つけていった。
それで、あたしの顔を見て
『んーと。』
「?」
『目ぇ、つぶってくださいな。』
「??」
言われるままに目をつぶった。
唇に龍さんの唇の熱を感じて
キスされたことに気づく。
また、触れるだけ。
目を開けようとした瞬間
『あかん、まだやで?』
左手の薬指に
冷たいものが
通る。
それは、マンガでも本でも
よくある、指輪だ。
『俺、まだ弁護士でも下っぱやし、
空奈ちゃんのためにできることも
全然わかれへん。
けど、俺、空奈ちゃんとずっと一緒に
おりたいねん。自己中やってわかるけど
やっぱり、好きやねん。 』
『俺と、幸せになってくれませんか?』
「はいっ/// あたしと、幸せになって下さい。」
それは、
ずっと、
中学生のトキ、マンガで読んだ
幸せな、シーンだ。
今、それを ただ、経験する。
龍さんと 出会えてよかった。
心にふと、暖かいものが広がる。
ARROW!! -15ー に続く。




