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某年1月2日。晴。  作者: あみれん


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4/4

その4

迷った末に、結局Kからの電話に出ました。


「よかったら今から飲みに行かない? 結構いけるクチだったよね」


「サシで?」


「そう」


飲みの誘いでした。


内心では、バンドの付き合いだけにしておきたい、という気持ちがありました。

ですが、ここで断って面倒になるのも避けたく、結局応じることにしました。


――何せ、元“副番”です。


待ち合わせは、私の地元の居酒屋チェーンでした。


どうせなら先に飲んでしまおうと思い、約束の時間より早めに店に入りました。


その日は、夏の暑い夕暮れでした。


ジョッキの生ビールをほとんど一気に飲み干すと、少し気持ちが落ち着きます。

続けてウーロンハイを頼み、お通しをつまみながら時間を潰していました。


やがて、ピンポーン、と入店を知らせるベルが鳴ります。


何気なく入口の方を見ると、サングラスに派手なピンク柄のアロハシャツ、ブルージーンズに雪駄という出で立ちの男が、こちらへ向かって歩いてきました。


Kでした。


――ああ、やっぱり、これまでの自分の知り合いにはいないタイプだ。


私はそう思いながら、タバコに火をつけました。


「おう」


Kはそう言って、向かいに腰を下ろしました。


その瞬間、胸の奥にあの感覚が、またわずかに蘇りました。

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