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某年1月2日。晴。  作者: あみれん


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12/23

その12

相変わらず、ほぼ毎週末、私はKと呑んでいました。


私の奥さんは、それに対して文句は言いませんでしたが、呆れたようにこう言っていました。


「よくそれだけ話すことがあるね」


私は思いました。


――確かに……。


でも、毎回何を話していたのか、思い出せません。


恐らく、どうでもいい話を酔っ払いながらダラダラ話していたので、記憶に残らなかったのでしょう。

同じような話を毎回していたに違いありません。


でも覚えていない。

だから飽きることもない。


Kに対する“いやぁ〜な感じ”は相変わらず私の中で燻っている一方で、ほとんど気を使うことがなくなっていたKとの関係は、とても心地良かったのです。


そんな付き合いが続いていたのですが、ある時からKから“呑みの誘い”が来なくなりました。


二週間、三週間、一ヶ月……。


Kからの連絡はありませんでした。

さすがに変だな、と思い、Kの携帯に電話してみます。

呼び出し音は鳴っているようでしたが、Kが電話に出ることはありませんでした。

それから何度かKに電話してみましたが、やはり出ません。


何かあったな、とは思いました。

ですが、お互い住所を教えていなかったので、Kの家へ行くこともできません。

私はKに電話するのをやめました。


三ヶ月後の、ある週末。

私の携帯に着信がありました。

ディスプレイには、Kの名前。

私は電話に出ました。


「ああ、オレ。どう? 今から呑まない?」


いつものKの口調です。


私は、とりあえずKが無事だったことに安堵し、しばらく連絡がなかったことを切り出そうとしました。

ですが、やめました。

どうせKは、


「会ってから話すよ」


そう言うに決まっているのです。


私は「いいよ」とだけ答え、私の地元の店で呑むことになりました。

あの“いやぁ〜な感じ”が、また沸々と湧き上がってきます。


家を出て、いつもの店へ向かいます。

私は心の中で念じていました。


――頼むから、厄介なことにオレを巻き込まないでくれよなぁ〜。

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