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過去、私を嫌ったキミは今、私を溺愛する  作者: ひなた


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139、 これからも

読んでいただきありがとうございます!

本作の芸能界は作者の妄想で構成されております。


本編の更新は毎週日曜のAM8:00ごろです。

「と1/2」シリーズは不定期です。

有給を取った金曜日。

智も休みの予定だったけど午前はお仕事が入ったらしく、私は片付けしながら準備をする。

『休んでもらったのに本当にごめん』

『大丈夫だって!お仕事だからしょうがないよ』

『…ごめん』

いつもと何か違う智を不思議に思いつつ、お見送りをしたことを思い出す。

「…どうしたんだろ?」

そう思いながら出かける準備をしていく。


電車に揺られながら朝ごはんを食べた時を思い出す。

『俺、今日は自分の車で現場行くから、終わったらそのまま向かうね。だからここで待ってて』

そう言って送られてきたのは再開して初めてのデートしたふれあい牧場の最寄駅。

また同じ場所でデートなのかな?と思いながら向かい側の窓の景色をぼんやりと眺めた。

最寄駅に着いて携帯を見るが、智からの連絡は無い。

近くのカフェに入ってカフェオレを飲んでいると通知が来た。

【遅くなってごめん!今から行くから1時間ぐらいかかる】

「おお、お疲れ様」

思わず呟いて返信をする。

【お疲れ様!大丈夫、駅の近くのカフェでお茶して待ってるね。気をつけてきてね】

そう送るとすぐにごめんのスタンプがきた。

ふふと笑って持ってきていた文庫本を開いた。


読み耽っていると携帯が震える。

画面を見ると智からの電話。

「もしもし、お疲れ様」

【ごめん、待たせて。駅の近くに着いたよ】

「わかった!じゃあ今から行くね」

お会計をしてお店を出ると智の車が近くにあった。

私はいつも通り、後部座席に座る。

「お疲れ様」

「ごめんね、待たせて」

「ううん。久しぶりにゆっくりできたから」

ふふっと笑うと智は申し訳なさそうに小さく笑う。

「じゃあ、お昼行こうか」

智がエンジンをかけて車を出す。

「お昼はどうするの?」

「たまにはピクニックみたいにしようかなって」

「ピクニック!いいね!お弁当作ってくればよかったなー」

ルンルンしてると智が苦笑する。

「俺が作ろうかと思ってたんだけどね」

「そうなの?」

「うん」

「ありがとう!それも嬉しいけど、そしたら次は二人で作ろうね」

そういうと智はちょっと驚いた顔をして小さく頷いた。

今日は智が番組で食べて美味しかったパン屋さんに寄って色々買った。

飲み物も買って広めの公園へ。

人が少ない芝生に智が持ってきたレジャーシートを広げてそこに座る。

買ってきたものを並べると楽しいピクニックだ。

「わー!美味しそう!!」

「めっちゃ美味しいよ」

二人で「「いただきます」」と挨拶をしてサンドイッチを食べる。

ふわふわのパンにシャキシャキレタスとベーコンの塩気が最高だ。

「んー!!おいしぃ!」

「ね?」

コクコクと頷いていると智がクスッと笑った。

「このカスタードディニッシュとか蓮華好きだよ」

「えー、本当!?」

そんなやりとりをしながらお昼を食べて、智が持ってきていたバトミントをしたりとまったりした時間が流れる。

色々していたらいつの間にか夕方。

「そろそろ帰る?」

智に聞くとちょっと表情が固くなった。

「?」

「最後に寄りたいことがあるんだけどいい?」

「え、うん、もちろん」

智の雰囲気に不思議に思いながら片付けをして車に乗る。

「どこに行くの?」

「…行けばわかるよ」

ちょっと重たい空気に窓の外を眺める。


いつの間にか寝ていたみたいで車が止まる振動で目が覚めた。

「あ…ごめんね、寝てた」

「ううん、大丈夫。着いたよ」

智がサイドブレーキをするとシートベルトを外した。

私もシートベルトを外して外に出ると、もう日が暮れていた。

「わ、真っ暗」

「大丈夫?」

智が隣にきて手を繋ぐ。

「智!外!!」

「大丈夫、他に人いないし」

そう言う智。手を繋いだまま歩いていると着いたのは展望台。

「ここって…」


『絶対に蓮華に伝えたい言葉があるんだ。それを伝えられるようになるまで、蓮華を必ず守る』

『だから…それまで一緒にいてもいい?』

智が改めて気持ちを伝えてくれた場所


「覚えてる?」

智の質問に頷く。

「忘れるわけないよ…」

「よかった」

ちょっと嬉しそうな智が私の手を取って向かい合う。

「俺は高校の時に蓮華を初めて見た時から、もう蓮華しかいないって感じてたんだ」

智が真っ直ぐ見つめてくる。

「今も毎日蓮華がそばにいてくれるから頑張れる」

「そ、れは…私も」

そう言うと智は嬉しそうに笑った。

「本当?嬉しい」

ふふっと笑う智。

「付き合ってから今日までも…俺は蓮華に支えられてる」

「そんな」

「そんなことあるんだよ。蓮華の存在がめちゃくちゃでかいんだよ」

智の言葉に泣きそうになる。

智は真剣な顔で私を見る。

「ずっと待たせてごめん。傷つけただけでなく、迷惑かけてごめん」

私は首を横に振る。その振動で涙が流れる。

「でも、俺はどうしても蓮華が必要なんだ」

「…!!」

智は手を離してポケットから小さな箱を出して開く。


「蓮華、俺とこれからの人生も一緒にいてほしい。結婚してください」


箱の中にはダイヤがついた指輪。

「…!!」

私は泣きながら頷く。

「わ、たしで、いい、の?」

そう聞くと智は優しく微笑む。

「蓮華しか考えられない。おじいちゃん、おばあちゃんになっても隣にいたいのは蓮華だけだ」

智のその言葉に更に涙が溢れる。

「…!!わ、たし、も、智だけだけ!!」

そう言うと智は嬉しそうに笑う。

「俺と結婚してください」

「っはい!!」

コクコク頷くと智が抱きしめてくれた。

「ありがとう…待たせてごめん」

私は首を横に振る。

「智と一緒にいられるだけで幸せだから…!!」

「ありがとう」

体を離して智が指輪をはめてくれる。

左の薬指に光る指輪。

更に涙が溢れる。

「あ、りが、とう!!」

智に抱きつくと力強く抱きしめ返される。

「俺こそ…ずっと待っててくれてありがとう」

智の声が少し震えていた。

しばらく抱きしめあってから、少し体を離して二人で小さく笑ってキスをした。


あなたとこれからもずっと一緒にいられる事が何よりも幸せなんです。

智くんがプロポーズしました!!

プロポーズの場所は再会後の初デートのこの場所と決めてました(興奮)

作者のくせに泣きそう。

過去キミはあと2話の予定です(予定は未定)

====

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していただいたら作者のモチベーションもめちゃ上がって喜び狂い、発狂します( ´ ▽ ` )

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