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過去、私を嫌ったキミは今、私を溺愛する  作者: ひなた


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136/140

130、 前とは違うんだ

読んでいただきありがとうございます!

本作の芸能界は作者の妄想で構成されております。


本編の更新は毎週日曜のAM8:00ごろです。

「と1/2」シリーズは不定期です。

ドラマの撮影をしているとタカくんが深刻な顔できた。

「大嶋さん、ちょっといいですか」

「うん?」

人が少ない場所に移動する。

「週刊誌が出ました」

「え?」

出された画面を見ると俺と蓮華の写真。

油断した。

「…警戒するように連絡する」

蓮華に連絡することを伝えるとタカくんが頷く。

「お願いします。この撮影の後、事務所に来るようにと三倉さんから連絡がありました」

「うん、わかった」

「この撮影は何事もなかったようにお願いします」

「もちろん。ありがとう」

頷いて現場に戻るとちょっと空気が違う。

でも気にしないで撮影を続けた。


撮影後、20時に事務所に行くと三倉さんがいつも以上に難しい顔をしていた。

「すみません、油断しました」

「そうね。でも私も最近静かだったから油断したわ」

髪の毛をかきあげる三倉さん。

「とりあえず座って」

「はい」

隣の空いてる椅子に座る。

タカくんも近くの空いてる席の椅子を持ってきて座った。

誰もいないフロアがより重く感じる。

「で、お相手はどうなの?」

「会社でもちょっと話を聞いたみたいですがいつも通りみたいです」

「そう、ならよかったわ」

ちょっと安心した顔の三倉さん。

「ドラマ撮影はしてるとはいえ放送はまだ先だし、新曲リリースやライブも直近では無いこの時期でこの記事は向こうが相当追ってるわね」

「…ですよね」

「ある意味人気なグループの証拠ね」

苦笑する三倉さんに俺は頭を下げる。

「迷惑かけてすみません」

「…本当ね」

そう言われて何も言えない。

「でもデビューの時に別れさせたのは私だから何も言えないわ」

「え?」

驚いていると三倉さんは苦笑した。

「そんなの自覚してるに決まってるでしょ」

「そうだとしても、業界的にはしょうがないとも思いますけど…」

「智は素直ね」

申し訳ないと言う顔をする三倉さん。

初めて見る顔だ。

「仕事だとしても思春期の本気の恋を別れさせたのはずっと後悔するものよ」

思わぬ言葉に驚く。

「そう、なんですか」

「そうなの。で、この後についてなんだけど」

今後について三倉さんが説明をしてるのを聞く。


事務所から帰ろうとした時。

「智くん!!」

エレベーターのエントランスで声をかけられる。

振り返るとハルくんがいた。

「ハルくんお疲れ」

「お疲れじゃないよ!!大丈夫!?」

ヒソヒソと話すハルくん。

「うん、どっちも大丈夫」

「ならいいけど」

ホッとした顔のハルくん。

「ありがとうね、迷惑かけてごめん」

「迷惑とか思ってないし。怒るよ?」

真顔で言うハルくんに俺は苦笑する。

「ごめんって。でも大丈夫。前と違うから」

「本当?」

「うん。俺、両方守るって決めてるから」

そう言うとハルくんはどこか安心した顔。

「智くんがそう言うんだからそうなんだね」

「うん」

「わかった。そしたらそれを信じるね」

ハルくんの言葉に俺は頷いた。


帰宅後、蓮華が帰ってくるまでソファーで待つ。

帰ってきた蓮華は思っていたよりも明るくてホッとした。

「何があっても大丈夫だよ。だって智がいてくれるから」

その言葉に目頭が熱くなる。

抱きしめている腕を更に力をこめる。

「うん、俺も蓮華がいてくれるから」

「ふふ、ありがとう」

ふんわりと柔らかい蓮華の髪の毛から甘い香り。

改めて思う。


全部、守るんだ。

三倉さんの気持ちを知って驚く智くん。

1人で戦わない、絶対に守ると決めて今後動いていきます。


====

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していただいたら作者のモチベーションもめちゃ上がって喜び狂い、発狂します( ´ ▽ ` )

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