第64話 宿命
第64話 宿命
ダクはゆっくりと腕を上げる。
その瞬間、空間が軋み、周囲の景色が歪んでいった。
佐藤は感じた——これは、世界そのものを支配する力だ。
佐藤 「その程度か?」
ダク 「そうか? なら試させてもらうぞ」
ダクが指を弾く。
その瞬間——
天が割れた。
空間に大きな穴ができて、無数巨大な腕が飛び出してくる。
一本一本が山ほどの太さを持ち、指先には星すら砕く力が込められていた。
ダク 「“想像の権能”——あらゆる夢想を具現化する」
無数の腕が佐藤を襲う。
だが——
バキィィィン!!!
轟音とともに、その腕の一本が弾け飛んだ。
佐藤の拳が、それを砕いたのだ。
ダク 「やるね」
佐藤 「こんなものか?」
佐藤が拳を本気で握るだけで空間が震える
ダク 「これも防げるかな?」
今度は無数の空間から、放たれた…
ダク 「権能…想像…龍之息吹」
佐藤 「権能…反射」
ダクが佐藤に向けた龍之息吹が全てダク自身に向かう
ダク 「ぐっ!!」
間一髪でダクはかわす。
そして…
バリバリ!!
佐藤を閉じ込めていた空間が遂に割れた!
!?
何も無い空間から突如、魔力を感知出来ない者も感じてしまうほどの、強大すぎる魔力の塊に世界中のありとあらゆる生物が同じ方向を向く。
?「何だこの魔力と神力は?」
クアン 「派手にやり過ぎよ…」
湊 「強烈な魔力を帯びるものが2つ?」
…
ダク 「あーあ、これじゃ全世界が僕らの存在に気づいたね」
ダク 「流石に君の仲間たちが協力して僕に攻撃してきたら痛い目見そうだし今回はここまでにするよ」
佐藤 「…このまま逃がすとでも?」
ダク 「やめときなよ…君の大事な人が僕の手の上だよ」
佐藤 「リア!」
ダクは不敵な笑みを浮かべる
佐藤 「ダク!お前!」
ダク 「じゃあね」
次回へ続く。




