表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
珈琲ライダーコフィア  作者: くろくまくん


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1/2

コフィア、現る!

 2月になろうと言うのに、まだまだ外は寒く、日によっては雪もチラついている、そんなある日の夕方の出来事だった。


「やめてよ〜!ママから買ってもらった手袋なのに…」


「いいじゃんいいじゃん、俺も手寒いんだから、貸してくれてもいいじゃ〜ん」


 中学生くらいだろうか。女の子が学校帰りに、しょうもないチンピラに絡まれている。手袋を取ろうと引っ張られているようだ。


「引っ張ったら伸びちゃうよ〜!やめてよ〜!誰か〜!!」


 助けを呼ぶも周りには誰もいない。


 と、その時…


「ドリップ!オン!!」


 え、ドリップ??


「なんだお前は!??変なカッコしやがって!」


 そう、いきなりあらわれた人?なのかなんなのかわからないが、ダークブラウンのお面?のようなもので顔が覆われており、目の部分は真っ白の楕円形だえんけいが2つ…ただ白いため少し中の目が透けて見えていた。眉間みけんからはアンテナのように左右にスティックシュガーのような棒が伸びている。ちなみに服はダウンジャケットに下はジーパンだ。


「なんだ君は…と、聞いたか?」


 いや、違うけども。


「そうだ!俺は手が寒くてかじかんでるんだ。それでちょっとだけ手袋を貸してもらおうと思っただけだろうが!」


「ふむ…まず私の名を名乗ろう。私の名は…珈琲コーヒーライダーコフィア!!」


 しーん…まぁそうなるよね。いきなり変なカッコの人があらわれて。しかもライダーって言っちゃっていいの?女の子も呆気あっけにとられている。


「私はな。困っている人や、寒くて凍えてる人。夏には食後にスッキリしたい人などをほっておけないタチなんだ」


 へー、そうなんだ。


「ど、どういうことだ?」


 チンピラも少し困惑している。


「むぅ〜!!コフィア!シルバァァー!ブレンド!とうっ!」


 とうっ!と言ったがジャンプをしたわけではなかった。ただ、何かふところから珈琲のボトル缶が出てきた。


「本日の珈琲は、私のスペシャルブレンドだ。そして、缶ボトルのコーヒーは手を温めることもできる。温まりながら飲め」


 え、ただの珈琲くれるいい人?


「お、おぉ…ありがとう…ございます。温かいや…」


「身体が温まれば、心もまたあったかくなるぞ」


 完全に置いてけぼりの中学生の女の子。


「あ、ありがとうございます。えーと…」


「私の名は、珈琲ライダーコフィアだ」


「こ、こ、コフィアさん。ありがとうございます」


 中学生の女の子は足早に過ぎ去っていった。そりゃ怖いよね。


「む、日が暮れると寒くなるからな。君も早く家に帰りたまえ。あ、ひと言だけいいか?」


「な、なんだよ。お仕置きとかやめてくれよ…」


 コフィアは人差し指を立てて、チンピラの方を向いた。


「珈琲を飲みすぎると、利尿作用りにょうさようでトイレに行きたくなるぞ!では、さらばだ」



 今日もどこかで珈琲ライダー、明日もどこかで珈琲ライダー。


 ん?ライダー…何にも乗ってないけど…名前大丈夫なのか?



つづく


え、続くの??

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
怪人はまだですか? ゜+(人・∀・*)+。♪ どうやって戦うのかなー?? わくわく♪
面白かったです。 〉とうっ!と言ったがジャンプをしたわけではなかった。 めっちゃ好きです、こういうの!
 休日になると、連れ合いの選んだカフェBGMが流れる書庫裏家のリビング。そこで読む珈琲ライダーのお話は格別です。  心まで冷え切った時には、ホットコーヒー。確かに身体も心も温まりそうですね。  コーヒ…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ