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弱味から始まる2人  作者: 新規四季


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止める事も出来る。今なら間に合う。

だけど、私は岐阜さんを蹴っ飛ばすことが出来なかった。


膝を着いて私の右足を掴んだまま。

このままだと本当に足を舐めかねない。


「離して」

「嫌」

「じゃあ、命令」


この行為は命令したから起きた事じゃない。

辞めさせる事に命令を使うのに、聞きやしない。


靴下を脱がされて、あの時と真逆の立場になって、岐阜さんの姿に自分を重ねてしまう。


あの時の自分はこういう風だったのかと。

足だけを見つめて、ふくらはぎ、ももと手を這わせたんだろうかと。

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