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2章 114
「え」
2人に聞こえないように、違和感を抱かれない様に別のところを見る。有り得ないし、有り得ちゃいけないと思うこと。
それを目の当たりにして、感情がぐっちゃぐちゃになりそうで、深呼吸する。
「なに、緊張してんの?」
「好きな人に会えるんだもんね、緊張くらいするよね」
白狼さんが茶化して、和氏さんがフォローを入れる。
いつも通りのやり取りに、私は付いて行けない。
だって、和氏さんの言ったことは半分正解で半分不正解で。
「うん。緊張してきた」
苦笑いして2人に言うけれど、私はこの場所に鈴城さんが居た事に驚き、焦り、なんで?と言うことばかり浮かぶ。
(なんで、鈴城さんの隣が私じゃないの?)




