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弱味から始まる2人  作者: 新規四季
退屈から始まる2人

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424/425

2章 80

「あ、もうこんな時間になっちゃった。ごめんゲーム結局見に行けてないね」

「いいよ。この後見に行くから。小鳥は帰る時間か」


小鳥は立ち上がって急いで片付けをした。小鳥が居なくなってここに留まる意味もないから私も習う。

当初の目的は結局出来ずじまい。でも別に問題はなかった。


小鳥と過ごせたのは良かったと思うから。

両手を合わせて頭を閉じてごめんのポーズは可愛いと思う。私がしたら似合わないだろうなあと苦笑いが出そうになる。


岐阜さんはそれっぽくあざとい仕草は出来るんだろうな思う。


「実質一人暮らしは門限なくていいね」

「いい、か」


それはないものねだりだ。

手を振って小走りで駆けていく小鳥を見送って、ずっと小鳥の最後の言葉が針が刺さったように抜けない。


帰りを待つ人が居ること、一緒に食べるご飯。

それは当たり前じゃないんだぞと言いたい。

言っても仕方ないことだから言わないけど。


「……どうしよっかな」



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