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2章 62
「私は暗記科目が得意だから、歴史とか数学とか英語なら教えれるよ」
とは、和氏さん。
「殆どじゃない。私は文系科目かしら」
と、奥付さん。なんか冷たい印象の人だ。
「理系かなー」
白狼さんはそう言いつつも勉強道具は持っておらず、見たことも無い専門書を読んでる。和氏さんが無理やり引っ張ってきたから少し不満そうだけど、今はケロッとしてる。
「何も分かんないです。よろしくお願いします」
潔く教わる気満々な可部さんだが、皆何となく納得というか、そうだろうなあみたいな雰囲気で。
「可もなく不可もなく」
部屋での不機嫌顔では無いけれど、ツンとした表情で一瞬私の方を見たかと思うと、足に衝撃を受けて、蹴られたことが分かる。
「学年1位狙ってます。よろしくね」
私は中学の時に全国模試では1桁代だったから、高校でなら行けるんじゃないかなあと思っての発言だけど、リアクションは一水四見だった。




