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時刻は5時過ぎで、料理をするには早い。
家によってはもう作り始めてるかも知らない。
懐かしむようにふと思い出す。
帰り道、民家が並ぶ道を歩く時、ああ、この家はこんな料理してるんだなんて思ってた。
それは鈴城さんと出会って間もない頃の帰り道でも思ったことで、その時は何も思わなかったけど、今だったら寂しくて泣いてしまうかもしれない。
可愛く引き止めたくせに、その後はいつも通りでゲーム機を起動し始めた。
「ゲームやるの?」
「悪い?」
「そうは言ってないじゃん。どんなのやるの?」
「……岐阜さんが居る時は対戦ゲーム」
「居ない時は?」
「……アトリエ」
「なにそれ」
「知らなくていい」
「教えなよ」
「……今度ね」




