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保健室に着くなり、元々職員室に用があったと言い踵を返して保健の先生は行ってしまって、カーテンが閉まってるベットが一つだけの空間に放り出された。
あんまり来たことない場所は落ち着かないし、妙に緊張して落ち着きが無くなる。
ここだけ音が遮断されたみたいに静かで歩く事もはばかれる。
カーテンを少しだけ開けてそこに居たのは紛れもなく岐阜さんだった。死んだように綺麗な寝相と寝顔。
カーテンで強い光が遮られ淡く岐阜さんに覆いかぶさっている日光が絵画の一部のようにみせる。
触れてはいけない様な儚さと美しさが確かにあった。
「……」
何か言いかけて、何も出てこなくて。
何かを思うけど、それが何か分からなくて。
ムカつくから間近で顔を覗いてやる。
近づけば小さく胸が上下している。
岐阜さんの顔に影を作ったのは何か、何故か。
無防備なのが悪いという結論にする事にする。




