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「…………宿題」
「え」
「しゅ、宿題やって」
「わ、分かった」
鈴城さんは本当に言いたいことを飲み込んで、目に映ったノートから連想するようにそう言ったように思えた。
なんでもいい、何させてもいい。
その言葉が逆に足枷になって、鈴城さんの無意識の欲求とか興味本位とかを封じてしまったかもしれない。
私に何をしたっていい。
けれど、その言葉通りになる日は遠そうだと感じた。
家族と縁を切る為に、頭の良さは必要だと感じているから、宿題は何も難しくない。
「これくらいならすぐに終わるよ。鈴城さんは理解出来てる?」
「なに、馬鹿にしてるの?」
「そうじゃなくて。テストもうすぐでしょ」
「…………普通」
「大丈夫なの?」




