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色彩は読んでいた小説を置いて面倒くさそうにする。
けれど、私たちは知ってる。こんな顔をしてもちゃんと話は聞いてくれるし、遊んでもくれる。
「鈴はちゃんとペットの手網を握ってないと」
女の子にしてはハスキーな声で小鳥の頭をポンポン叩く。
なすがままの小鳥は唸っている。
「あはは、ごめんごめん」
「なんでもいいけど、久々に遊びに行くよ!」
「嫌と言っても連れ回すんだろう?」
「とーぜん」
小鳥が発案して連れ回してって言ういつもの流れ。
私達は小鳥が中心で動いている。
私からも色彩からも自ら動く事はほとんど無いから、小鳥のアグレッシブさにはなんやかんや助けられてると思う。
小鳥が居なかったらもっとつまらない高校生活だったろうし、それは色彩もきっと同じ。それがわかってるから私達2人は小鳥をリーダーのように扱ってる。
まあ、それを察せれないようにしてるから小鳥本人はそんな認識を持たれてるなんて知らないだろうけどね。




