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「エアコン付けようか」
「そこまでじゃないかな、ありがとう」
「そ」
態々エアコンを入れさせるほどでも無いし、そもそも私がベットから降りればいいだけなので、遠慮しておいた。
何だか優しいと感じて、なにか裏があるんじゃないかと勘ぐってしまうのはファーストコミュニケーションが壊滅的だったのが尾を引いてると思う。
鈴城さんは素っ気なく、興味の無さそうに返事して、期限を損ねたかなって考えてしまう。
でも、要らないものを要ると言うのも違うからなあ。
「ねえ」
「どうしたの」
何気なさを装ってるけど、少しだけ声が硬い。
私には何を言っても良いのに、常識人としての遠慮が混じっていているから時々こんな声をする。
体制を変えて鈴城さんの隣に座る。鈴城さんは態々距離をとるからその分詰めると諦めて逃げなくなった。
ピトッとくっ付くと鬱陶しそうに体を押された。
結構な力だからコテンと倒れた。
「今日の、あっ」
何を言い出そうとしたか分かった。言葉を止めた理由も。
鈴城さんは「なんでもない」と続けたけど、私はそれで終わらせなかった。
「言って」




