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なんの味もしないし、美味しくもない。
噛み付いて力を入れる。
「痛いって!」
岐阜さんが唇を噛みしてるようにしている。
受け入れたいけど受け入れたがい。そんな顔だ。
すーっと傷は付いてないけど、薄い歯型をなぞるように舌を這わせる。腕が湿る。
少しズレたところに今度は軽めに噛み付く。
何度も、何度も何度も。
口を離して腕を見れば所々赤くなって、私の痕跡が沢山ついてる。
「満足した?」
「別に」
「これがしたかった訳?」
「どうだろう」
「どうだろうって。何となくで噛まれたのか」
「嫌になった?」
「……どうだろう」




