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弱味から始まる2人  作者: 新規四季
弱みから始まる2人

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呆然として目を丸くして、言葉を話したくても話せてない。

餌を食べる魚みたいに口を意味もなくパクパクさせている。


手を突き出してなるべく岐阜さんの方を見ないようにした。

だって今は夕陽が落ちてしまったから。


「早く」

「え、あ、うん。ありがとう」


噛み締めるようにゆっくりと言って受け取った。

まるで割れ物の様に丁寧に手稲に両手で掴んだ。横目でそれを確認して私は顔を顰めた。


なにも話すことはなくなった。

岐阜さんがどうかは知らないけど。


バスか電車か。

時間を調べるふりをして牡丹に見惚れてる岐阜さんを写真に撮った。

フラッシュのせいでバレたけど。

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