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「何なの」
鈴城さんがもはや怖いとも取れる顔で追い出そうとしてくるから何事かと聞けば答えてくれない。
いつもそうだ。
私は傍に居たい。彼女は遠ざけたい。
そのくせ私を遠くまで連れてきた。
私が鈴城さんを嫌いになる様な事をしない。それをする権利を上げているのに。
弱みが怖いと言っても、いじめっ子を視界から飛ばすことを簡単にやる人だ。
私のことも同じようにしようとすればできそうなのに、律儀に私との関係を続けてくれている。
何を考えてるか分からないと思う。
さっきまでの涙が出そうな空はもう無い。
人工的な明かりが無感動に私たち人間を照らす。
まだ輪郭が見えるけど、もう少ししたら目の前でも鈴城さんの顔すら見えなくなる。そう考えると夜は少し嫌いになりそうだ。




