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「なに」
「いや、ご褒美早く言ってよ」
待つのが嫌だ。
心構えをずっとしていないといけないから。
すんなりと頷きがたい事を言われた時に、躊躇いを抱えながらも従わないと行けないから。
それなら、早く終わって欲しい。
岐阜さんは変なことしか言ってこない。
そして、私は受け入れざるを得ない。
「んー、もう少しゆっくりしてたいよ」
「自分の家ですれば」
「出来ないから、ここでしてるんだけどね」
思いもよらない岐阜さんの言葉で、喋りかけた口が閉じる。
岐阜さんの事なんてほとんど何も知らないけど、その口ぶりはまるで家が居ずらいと言っているみたいだった。
私と同じで。




