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呂律と頭が回らない大将 1-1 修正2021/09/03

これはpixivにも投稿しています

第1話

どうも~フリーダムフォースの大将、アルメガで~す(´▽`)


ここは、とある紛争地。時代は西暦2032年3月15日。


テロ組織といいつつ、人を余り殺さない、何とも曖昧な軍事組織がありました。彼らはゴム弾や催眠弾などの非殺傷武器を用いて敵を無力化する、しかも無敗と言われた軍隊。テロリストと戦っては無力化し回収ののち教育。仲間にしていった。国家に所属する軍隊にも同じように無力化した後回収。身代金を要求していた。彼らは最新の武器を用いて戦い、謎の防具を身にまとい戦う。世界に批判されようが攻撃されようが、のらりくらりとかわしいつの間にか消える。目的、成立経緯、成立時期、何もかもが不明。彼らの資金源、装備の供給源、もちろん不明です。どこから来たのかも不明です。前例のないものなので、彼らが宇宙人ではという噂まで・・・。彼らはもちろん否定します。取材を申し入れても断られる。世界各国はスパイを送り込みますが、あっけなくバレて捕虜に・・・。身代金を要求されます。テロリストに捕まっているジャーナリストや市民、難民を救い出しては丁重に扱って解放する始末。助けたジャーナリストに何度取材させてくれと頼まれても、自分たちと関わると世界中から狙われてしまう、と断っていた。

そんな組織の司令官がアルメガ。この組織を有名にした男です。彼の事を世界はこう言います。頭脳明晰で戦闘も業務も出来る。大男で戦闘経験は多く熟練した戦士と。大国の圧力に屈せず、交渉に()ける。凄まじいカリスマ性で部下は彼に陶酔していると。敵を仲間にし、どんどん仲間を増やす。国家の正規軍の兵士を拉致しては身代金を要求。帰ってきた兵士は、酷い尋問を受けた、精神攻撃されたと証言。しかし証言を証明するような外傷はなかった。しかも心に傷を負っているようにも見えなかった。PTSDを発症していると思いきや逆に前より健康的になり、能力は上がっていた。すぐに現場復帰したが、士気は落ちていた。訳を聞くと、何が正しいか分からなくなった、とのこと。国家の正規軍兵士でさえ洗脳してしまう能力に世界はまた驚いた。アルメガは恐らく偽名と思われる。彼は他とは一線を画し、1人で何でも出来ると推測される。世界は彼さえ殺せば組織は瓦解すると予想。組織の居場所を突き止めようと、世界各国は偵察機や偵察衛星を使ったが、ことごとく撃墜。偵察衛星でさえ破壊してしまうのだ。後に声明で彼らは、民間機と判断出来るものは通す。ただし偵察機と判断すれば落とす。人工衛星についても、たとえ民間のものであろうと怪しいと判断すれば破壊する、と警告。偵察機ならまだしも偵察衛星を破壊するのは先進国でも難しい。そこで彼らが使った兵器の残骸を調べた所、アメリカ、ロシア、イスラエル、U.K.、ドイツ、日本などの国家に似た技術を使っていることが判明。世界は該当する国家を非難したが、もちろんどの国家も否定した。次々とテロリストを潰すので、彼を神が遣わした救世主と主張する者まで現れた。ついにはフリーダムフォースに入隊しようとする者まで現れるが、そもそも場所が分からないので断念。フリーダムフォースも声明で、志願兵の募集はしないと発表した。世界は注目していました。色々な意味で・・・


さて、謎の部隊、フリーダムフォース。その司令官のアルメガ。彼は司令官よりも大将と呼んでと言うのでみんなそう呼ぶが、たま~にボスと呼ばれる。世界は彼を非の打ち所のない完璧人間と呼ぶ。本当にそうかな?では、アルメガとその周辺人物に焦点を当てていこう。


ここはフリーダムフォースの基地の廊下、3人の人物が歩きながら話してます。


大将「ふぁ~・・・。あ~ねみぃ、だりぃ~よ~……ぐ~・・・!」スタスタ・・・


大あくびをしながら伸びをする人物。そう、こいつが大将ことアルメガである。


コター「訓練の後夜更かしなんかするからだ。何度も言うがお前はここの司令官なんだからしっかりしろよ、ボス?」スタスタ・・・


大将「ぐあ~メンドイ・・・メンドイです!大体~世界が勝手にワシを美化してるせいですよ。あんなん単なる妄想ですよ。わしゃ形だけの司令官じゃ(*´∀`)」


コター「世界がどう思うが何だろうがしっかりせえ。ここに来る者のお前への反応で毎回困るんだよ。回収した難民やテロリストはみんなお前に期待してたのに実際会ってみたらやれ、期待外れだの、偽者だな、本物をだせ!と言われる始末。これが今世界を揺るがす人物とはとても思えんよ。」


注意をするこの男。コターというアルメガの右腕である。苦労人。


ダンガン「まあ落ち着けよコター。最初はそうでもみんな段々こいつの魅力に気付いていつの間にか信頼してくれてるじゃん。こういう接しやすさも上官として大事な資質だと思うぞ?」スタスタ・・・


大将をフォローするこの男。ダンガンである。コターとダンガン2人で大将の両腕と呼ばれる。こちらも苦労人。


大将「だろ~?俺サマは凄いのです~( ̄∇ ̄)」


コター「んー・・・まあそうなんだが・・・。せめて執務くらいやってくれ。俺とダンガンと他の幹部がほとんど負担してるぞ」


大将「少しはやってるじゃないですか、それに自分にしか出来ない仕事があるのじゃ。そこに集中したいですのう(`ε´)」


変な表情をする大将


コター「ぬぅ~・・・確かにお前にしか出来ないかもしれんが・・・。まあいいや、いつにも増して生意気だが。」


ダンガン「ハハハ、今日は演説する日だからね、機嫌がいいんだろう。」


大将「さーて、お仕事行きますか。今日も俺を待ってるファンの為に!アーッハッハッハッハッハッ!」


大笑いする大将


コター「お前のファンねー。面倒だからいらないって言ってなかったか?」


大将「はい、メンドイので不要です。でもまあ・・・気分は良いですね。信者は勘弁ですが・・・。」


ダンガン「まあ・・・君を誤解してる者は多い。失望してからが始まりだな。まあ俺たちはまだ現状の知名度に対して規模が大きくないから、最低限の装備しかないのが実情だ。といってもその最低限が充実しているんだが。それでも、せっかくの大事な隊員だ。しっかり教育しないとな。でも、少しは執務やってもらうぞ。いつも通りね。」


大将「ん、合点承知。じゃ、ここらで別れですな。いや~いつにも増してテンションがおかしくなってる。夜更かしはまずいですね・・・。」


コター「本当だよ。お前は調子乗ると失敗するからな。まあ、頑張ってな。あまりはしゃぐんじゃないぞ。それと、アリーにあんま迷惑かけんなよ。」


ダンガン「じゃ、頑張ってな、さーて俺たちも教官としての仕事しますか。」


大将「はーい!頑張って下さい!」

  「さてと・・・。」ガチャ・・・キィー・・・


外に出るドアを開ける大将


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