第6話【空からの刺客】
前回のあらすじ
転がる飴と追いかける少女~忘れられた牛乳プリン~
ポケットに飴玉を入れると住宅街に囲まれた賑やかな市場へと向かう
市場のはるか奥には巨大な円形のドームがある。
「なんだか、活気があっていい所だな~♪」
両脇には食料や日曜日雑貨、簡易通貨などが売られている
ミストルフィアは魔法壁で覆われた都市でありながら市場は盛んでありその出入口は魔法痕と呼ばれる紋章を体にいれる必要がある
「池の中とは思えないというか、転送魔法かな?それか..」
辞典に毎日かぶりついてるだけあり知識だけはあるラシメイナはぶつぶつと独り言を唱えながら周りの露店を見回した。
遥か頭上で浮遊に乗っかる1つの人影がラシメイナを見下ろしていた
「ふ~んやっぱり外部の人がきたみたいね。」
「でもお姉ちゃんなんか変だよ。魔力を感じない...☆」
「それは変ね、魔力なき者はそもそもここには入れないはずなんだけど、ちょっと様子見ね。」
「私達の探してたのがあんなのとはね。」
商店街を抜けると丸い噴水のある広場についた
「はぁ~まさかここの通貨は私の国とは違うなんて、こんなに美味しそうな食べ物や珍しい物があるのに生殺しだよ~」
辺りは魔法の練習をしてる学生や商店街で買った魔法を試してる人たちがいる
そんな人達をみながら
噴水の石畳の縁に座りバックから取り出したおにぎりを食べ、都市の地図をみてるとあることに気づいた
.................
「あれ?私1文無しじゃね?」




