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再会

なんとか毎日更新出来るよう頑張って参ります。よろしくお願いします。

今、俺はグラウンドの中にあるベンチに座っていた。給食を食べ終わり、ちょうど手持ちぶたさで、ウロウロしていたら、梅宮隆がグラウンドで遊ぼうぜ、と声をかけてきた為、今こうして、のほほんー、と座りながらグラウンドで遊ぶ子供達を眺めていた。


いざ、グラウンドに来てみたはいいが、急にだるくなってしまい、こうして座りながら色々と考えていた。

梅宮隆は色々と文句をブチブチ言っていたが、動いたら吐きそうだから、と言ったらすんなり引き下がりグラウンドの方に向かって走っていった。


しかし、あれだな、子供というのは本当に元気だ。俺も身体は若いが精神年齢が37だからどうしても前世のリズムが抜けないのだ。

前世の俺は、昼飯を食べたらいつも寝ていた。そのリズムというか感覚がなかなか抜けないのだ。

だいたい、食った後に、すぐ動くのは身体にも悪いし、本当に人によっては吐いてしまう人もいるんじゃあないだろうか。そんなことを考えていると、後ろの方から声がかかった。


「ねえ、あなた、真でしょう?」


と声をした方を振り向いて確認すると、深井あきがいた。

俺は一瞬、顔を見ても誰だかわからなかった。でも数秒間、顔を眺めていたら、あまりにも突然だった為、面食らってしまったが、俺が入院していた病院での彼女とのやり取りや、その他、色々な思い出が脳裏をよぎった。


「え、あきちゃん、なんでここにいるの?」


「なに、私がここにいたらいけないワケ!、ちょっと感じ悪いんだけど」


「いやいや、そういう意味で言ったんじゃないよ、本当にあいかわらずだね、でもここで会うとは、思わなかったよ!」


俺は病院で出会った時の彼女を思い出していた。

そういえば彼女は気が強かったな、俺と初対面にもかかわらず、物怖じしない態度だったし、そう思うと懐かしいな。


「えーと、なに、あきちゃん、天野君と知り合いなの?」


そう言っているのは、深井あきの後ろにいた、根本つぐみだった。


「まあ、知り合いといえば知り合いだけど、仲が良いわけではないわ、むしろ普通ね」


「なんか、あやしいな、本当にそうかな?」


なんか、面と向かって言われると悲しいな、まあ確かにその通りだが。

しかし、あれだな、あきちゃんにも友達いるんだな、病院でのやり取りを知っている俺からすればこの深井あきという女性は大変ワガママ、そして女王様タイプだろう。

根本つぐみという人物は、髪型はツインテール、身長は俺よりちょっと小さいぐらい、顔は、うーん、うさぎに近い顔をしているな。


深井あきは根本つぐみにそう言われると、軽く怒りながら、言葉を返していた。


その後、深井あきから細かい話を、聞いた。

なんでも、やっぱり母親が入院しているそうで、あの時は毎日、見舞いに行っていたそうだ、そして俺が思っていた通り結構、重い病気らしい。

本人はあんまり詳しいことは聞かされていないようで、とにかく大変らしい、と言っていた。

でも、あれだな、小6ぐらいの年齢で母親が病気で入院していたら、さぞ心配だろう、そういうのを見せない為に、ああいう態度で振舞っているのかもしれんな。そして現在も入院中らしい、なんとか良くなってもらいたいが。

あと、俺がなんで入院していたかを話し、物凄いびっくりされた、まあ、そっりあそうだろうな。


ちなみにだが、俺が入院していたことはこの学校では誰も知らない。今、目の前にいる深井あき、根本つぐみに伝えたのが初めてだ。

だって、せっかく以前の天野真を知らない人たちの場所で新しい生活をスタートさせるのに、以前、意識不明で3ヶ月近く入院してました、て伝えたら変に気を使われるしなにより物凄く、目立ってしまう。

だから、両親にも学校には伝えないでくれ、とお願いした。

両親は最初、渋い顔をしたが俺が変に気を使われるのがやだからと言ったら了承してくれた。


そして二人は6年2組らしい。なんでも深井あきは母親の容態が悪かった為、10日ぐらい、休んだり休まなかったりを繰り返していたらしい。今はだいぶ容態が落ち着いてきたらしくて、やっと順調に学校に通いだしたそうだ。

そうか、だから会わなかったのか、まあクラスも違うし、タイミングがうまく合わなければ会うこともできなかっただろうしな。


「でも、真さ、病院で出会った時、とても元気そうに見えたから、てっきり単にお見舞いに来てる子供に見えちゃたのよね。でも、そんな状況だったとは思わなかったわ」


「まあ、でもこうして元気になったし、それにあきちゃんにも出会えたしね!」


俺は満面の笑みで、深井あきの方を見ながらそう言った。


「なによ、馬鹿じゃないの、頭、おかしいんじゃないの」


深井あきは急にそんなことを言われて恥ずかしくなったのか、それを隠すように声を荒げた。


「あー、あきちゃん照れてる、照れてる、天野君、もっと言ってあげて」


根本つぐみは茶化すように言った。


まあ、あれだろうな、普通の小6だったらこんなこと、多分、言えないだろうな、だってこの年代はおそらく、小6の男だったら同年代の女子に普通に接することは出来ないだろうな。

だが、俺は精神年齢37のおっさんだ、全然、気にならん。

前世で女性にモテていた訳ではないがそれなりに付き合った女性はいた。

年齢イコール童貞ではないし、ちゃんと清い、交際をしてきたと思う、多分。


その後、二人と取り留めのない話して、気がつけば、午後の授業の開始5分前を告げるチャイムが鳴った。

チャイムが鳴ったのを確認すると二人は、またね!と言って自分らの教室に向かって走って行った。


二人がいなくなったのを確認したかのよなタイミングで声がかかった。


「いやいや、真君、お楽しみでしたね!、真君、モテモテですね!」


「マコっちゃん!俺たちと遊ばないで女子と遊ぶとは!これは裏切りだ!裏切り!」


と、うるさく叫びながら言ってきたのは梅宮隆と小野満だ。

やっぱり小6の男なんてこんなもんか、俺は二人にそう言われてもなんにも感じていなかった。だってそうだろう、精神年齢37の俺が奴らの言葉ごときでダメージを与えられる訳ないだろう。


「あの、あきちゃんとはちょっとした知り合いなんだよ、二人が思うようなことは、なーあんにもないぞ!」


二人は俺が澄ましてそう言ったのが面白くなかったのか、またからかうように言ってきた。


そんなやり取りをしていたら授業が始まるチャイムが鳴ってしまい、遅れて行った俺達は先生に怒られたのであった。







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