老後の不安
50代になってから、老後を身近に考えるようになった。
私の人生は、老後の不安で、30歳以降、付き合いを狭め、質素倹約の毎日。
働けなくなって、お金がないという状況を防ぐため、贅沢をすることはない。
朝から、スタバのコーヒーを片手に出社する同僚を見ると羨ましくなる。
コンビニスイーツさえ贅沢品。
ぐっと我慢。
お茶を持参し、ペットボトル1本買うことはない。
お弁当は、毎日手作り。
食材は、安い時に大量に購入し、調理し、小分けして冷凍、少しずつ、お弁当に入れる。
お肉は、値引きシールが貼られているものしか買わない。
夏の暑い時も、お風呂に入るまでは、クーラーも我慢、熱帯夜も保冷剤の枕で乗り切る。
高いコスメも買わない。
服は、リユースショップで買う。
ネットニュースで、質素に暮らしていた母親が亡くなり、預金が数千万円も残っていることに驚いたというものを目にした。
いくらお金があっても、何歳まで生きるかわからず、お金の不安は尽きない。
だから、倹約に努め、贅沢することなく、結果、お金を残し、一生を終えたのだろう。
自分を重ねる。
このまま、贅沢をせずに死ぬのだろうか。
美味しいものを我慢し続けるのだろうか。
今の我慢は、老後のため。
老後、楽しめないと意味がない。
でも、我慢して迎える老後で、私はお金が使えるだろうか。
私は、シングル。
ずっと会社員として働いているが、年金は、基礎年金プラス5万円程度しか見込めない。
その場合、毎月10万円近く、生活費が足りない。
65歳で退職して、長く見積もって、100歳まで生きるとしたら、4,200万円の資産を定年までに貯めなくてはならない。
でも、物価が上がったら、4,200万円では足りない。
パートナーがいたら、年金も2人分あるため、貯えておく老後資金は半分で済む。
それどころか、年金だけで生活していける夫婦も多いだろう。
年金保険料を払わずして、年金がもらえる第3号被保険者と比べると不公平を感じずにはいられない。
シングルは、少ない給与から、社会保険料を引かれ、将来も心許ない。
お金の心配は尽きないが、私も月に1回くらいスタバに行ったり、コンビニスイーツを食べたい。
食べたいもの、欲しいものも我慢して老後を迎えても、月々の生活費より、もらえる年金が少なければ、その我慢は死ぬまで続く。
一生、お金の心配をして、贅沢しないのは、人生の終わりを迎える時、後悔しか残らない。
そんな寂しい人生でいいのだろうか。




