表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
千夜一夜物語  作者: 冷やし中華はじめました


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

601/617

神の倒産

宇宙の運営主であるゼット氏は、深刻な財政難に陥っていた。万物の維持費が高騰し、神殿の維持すらままならない。ついに彼は、宇宙裁判所に「自己破産」を申請した。


翌日から、地球の風景は一変した。太陽には巨大な飲料メーカーのロゴが浮かび、重力を使うたびに「ご利用ありがとうございます」と脳内に広告が流れるようになった。雨の一滴、風の一吹きまでが民営化され、スポンサー企業の意向で天候が決まる。人々は、無料フリーだった頃の宇宙を懐かしんで嘆いた。


しかし、最も悲惨だったのは死後の世界だ。地獄はコスト削減で廃止され、天国は有料の会員制クラブとなった。支払いの滞った霊魂たちは、宇宙の片隅に「在庫処分」として廃棄され、新たなビッグバンのための安価な燃料にされるのを待つばかりとなった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ