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ニナ。ちょっと話そう。ニナに負担かけないようにするけど、聞きたくないだろう話もある。リラックスできるとこでしたいな。
と言われ、寝室に戻ってきた。
聞きたくない話って何だろう。やだな。また心に傷が増えるのかな。
あのときの年下のかわいい女の子のこと?
それとも、マゼンタのフランツの小さい頃の面影を持つ男の子のこと?
ここにおいでっと ベッドのバックボードにもたれかかったフランツに言われ ベッドに上がると膝の間にいれて 抱きかかえられる。
…生活をしていて年下と 思ってしまったことなどない。ないのに気になる。年下の女の子の存在
「フランツ、マゼンタと面識あったんだね」
「…」
渋そうな表情をする。肯定…ということか。
「マゼンタのお相手はフランツ?」
オモシロイコトいいだしたね、ニナ。っとフッとわらって抱きしめられる。
「まさか。今さっきのやり取り見てただろ?あんなにつっかかってくる愛人がいてたまるかよ。全然かわいくないじゃん。それにニナのいう年上の人だけど いいの?マゼンタはもっと年上だよ??」
ムカッ!だって歳上趣味なんでしょ?
「俺の従兄だよ。マゼンタの相手は。
でも妬いてくれてありがとう、うれしいよ」
腕を弛めて顔を覗きこんでくる。
…妬いてなんかないし。
「俺は小さいときから遊んでくれるニナが大好きで、弟ってだけでずっと一緒にいられるアランがうらやましくてしょうがなかったんだ。
なんでニナは俺の姉貴じゃないんだ。兄貴と交換してくんないかなって思ってた。
よく遊んでくれたんだけど、ある時を境にやんちゃだった俺たちの世話に嫌気がさしたのかニナは構ってくれなくなったんだ。
プレゼントをもっていっても興味は示してくれてもらってはくれるんだけど、長い時間そこにとどまってくれはしないから、わざと自分のものを捕られるように仕向けてみたんだ。
あれは大成功だったよ!
ニナの暴君心をくすぐれたみたいで、そこそこにまた構ったくれるように戻れた。
そこにまた欲がでた。もっとかまってほしくてイタズラを仕込んでいったりしたよね」
そうそう。いろいろ仕込まれてたものもあった。
やっぱりあれはエサだったのか
「…とりあげたら名前がかいてあったり…」
腹立たしくてそのまま奪ってやったこともある。
「でも 結局気に入っちゃったみたいで 名前なんて一目で見てわからなくちゃ意味がないって とりあげたじゃないか。
だから ニナには しっかり名前を書いた。あれは一目でみてわかりやすいだろ?」
…城にいたときの噛みあとのことか…昔にもどって 自分を止めたい。
殿下ににやにやずっと見られてた。一番見つかったらめんどそうなひとにみつかってしまったものだと 思ったものだ。
そんなにやだったの?効果抜群なのに。って、やだよ!
「成長した俺は ニナのそばにいる方法は 姉にするだけじゃないということに気づいた。」
「だから キスしたの?」
「そうだよ。俺はアランの付属物じゃないって 男だよ。って。
キスは十二分に効果を発揮したんだが、マゼンタが俺の邪魔をしだした。
従兄に既にちょっかいをだしはじめていたんだよ。そのころにね。だから俺が憎かったのかもしれないね。
似てるし。ちょろちょろしているし。従兄も最初は見向きもしなかったし。
腹いせにニナに余分なことをインプットしはじめた。
爵位を持たない男に興味ないといっておけば 社交にでたときにめんどくさくないとかいろいろ言われただろ?俺をそれであきらめさせたかったんじゃないかな 俺が母方の爵位を継ぐことは伏せられていたから」
何も知らなかったのは なんでだろう…
マゼンタのこと。
もっと知ろうとしなきゃいけなかったんだろうか。
それに、アランの付属物だったことはないじゃない。
なにかやらかすときは必ず主犯格…。
どちらかと言うとアランのほうが付属物
「そうこうしている間に 義父上に ニナを色欲のっけてみていることがばれた。
屋敷に来るな っといわれたわけじゃないよ。
だけどニナを俺たちから遠ざけた。ニナを城に送られちゃったんだよ。
ニナが、ちょっとキスしただけで俺から逃げ回ってたから、ほかに男が寄り付かないように妨害工作しながらみまもってただけなんだけどねえ…気に入らなかったみたいだね
まあ、隙あらば…狙ってはいたけど。
おかげで スローンに横取りされちゃったよ」
…。
ぎゅっと 抱きしめてくる。
「目の前のスローンとニナを2年も黙ってみてたんだよ。俺の気持ちも そろそろわかってほしいな。
ニナ…」
お腹の中で赤ちゃんが蹴ってくる。居心地が悪いのか フランツが気に入らないのか…
「ニナ、あの時、ニナを城に残していったのは、ニナに俺とこの先 過ごすことを自分自身で選んでほしかったんだ。
ニナがさみしくなって暴君ニナになって俺のそばにいてあげるって いってくれるんじゃないかと思ってた。
今はすごく後悔してるよ。とても危険な賭けをしてしまった。
俺は 何が何でも城を出るときにニナを連れて出るべきだった。
もし、ニナがもっと早くに妊娠に気づいていたら
俺に知らせようなんて欠片も思わなかっただろう?
スローンさまは ニナより先にニナの妊娠に気づいてフォローしてた。ニナの仕事を他にふってたらしい。
ニナが倒れたとき、スローンはやっぱり倒れたと言ってたし、めちゃくちゃ怒ってたよ。
スローンは多分マゼンタが俺を諦めさせるために言わせていた爵位のくだりを信じてアルフレッドさんが結婚したときにこのままどとニナによくないって自分にブレーキをかけただけだったんだよ。
だからニナが何か行動しようとしていたら、スローンは気づいてニナを止めて手をさしだして俺の手の届かないところにニナを隠した。
義父上に申し出て 正式にきちんとニナを手に入れていたかもしれない。
ニナがあの場所にきてくれて 俺が来たあとに あのタイミングで ニナが倒れたから おれは ニナを今も腕の中にいれて抱き締めることができるんだ。
奇蹟なんだ。授かったことも、あのタイミングでニナが倒れたことも。ごめんね。おなかが硬くなってきちゃったね。よくないよ。」
そうか 居心地が悪くなって 御立腹で蹴ってたのか。
体の力を抜いてフランツに体を委ねる。
「負った代償がでかすぎた。
城を先にでたことで、更にニナからさらに自信を奪ってしまった。
あのとき、あっさりと手を引きすぎたから。
また俺に傷つけられるんじゃないかといつもびくびくしてる。
だろ?
ごめんな ニナ。
ニナ。何があってもニナを諦めたりしない。傍にいる。約束する。
だから少しずつでいいから本来のニナを取り戻してのびのびとしてほしい。
マゼンタも珍しくいいことを言ってたじゃん。
過去の体験を基に遠い未来を予想して怯えるのをやめなさいって。
俺はここにいる。先の起こる確率が低いことばかり妄想してないで、目の前の俺に集中してほしいな。
近い未来 ニナはママになる。残念ながらニナを独占できなくなるわけだ。共有しなきゃいけないわけだ。
だから今ぐらい俺に集中してくれたって 罰は当たらないとおもうよ。」
謝ってる。ちょいちょいおかしなことがまざってるけど!
…なぜ、パパになろとしている人間が 我が子に独占欲をまき散らしているんだ。
なんかおかしいよ。子供と共有とか!!!!
譲ってやれよ!
いや、違うよ。オマエがしでかしたことの結果だろ。
ベビーシッターさがさないと…て、ボソボソ呟くのってオカシイヨ!
こどもっといえば…
「とうさまは…何を許可していたの?」
「スローンからニナを引き離すとき、最初から俺は手段を選ばないつもりでいたんだ。
無理矢理 自分のほうを向かせるつもりだったから。
だから 義父上に ニナが欲しいと、許可をもらったんだよ。先にね。
ニナがうなづくなら 結婚を許していいって 。
いい加減 ニナも嫁がないといけないからねっと。
でも 俺に限りじゃないって。
ほかの男が来ても ニナが認めれば 嫁に出すとも言われたけどね。」
とうさま……。
「すごく 怒られたよ。俺がしたことに。
顔を殴ったら ニナがすぐ気づくだろ。でも 体調が悪いニナを抱くことはさすがにしないだろって 腹に一発殴られた。みたい?
嫁にだしてもいいといったが、 妊娠させてもいいとはいってない。
なんで、拒否して城に残っていたのに妊娠していて、どうしてあんな体調になってるのか怒られたよ。
まあ、怒られて当然なんだけれど」
いや、もっと怒ってくれればいいのに。
「ニナには謝らないよ。こうしなければ俺を見ようとしなかったニナが悪い。」
私のせい?!
「ナニソレ!」
「逃げまわらなけりゃ、こんなことにならないだろ?
だいたいこんなに時間もかかんなかったよ。城にいれられることなく そのまま婚約できてたかも」
え?!はい?!なにその勝手な見解!全く理解できない!
なんなの!
「さっきのは何だったのよ!」
「計画がちょっとだけイタダケナカッタコトの謝罪」
…そうだよ。こういうやつだよ。フランツは。
どうせ俺のになって妊娠するのは決まってることじゃないか。なんでそれに対して謝らなきゃいけないんだよ。っとでも言いたいわけね!
次男のくせに王様気質!いいとこのぼっちゃん!
アランと一緒に君臨しようとするから、遊んでやるのがやんなったのを思い出した!
スローンさまに惹かれた理由もおもいだした!
こういうところが一切なかったからだ。
なんか疲れた。
フランツに預けていた体をベッドに倒す。ほんと、びくびくしていたのがばからしくなった
そうだよ。私は振り回されてるほうなんだよ…。
「ニナ。どうでもよくなったんでしょ」
その通りですよ
「それでいいよ。そんなに苦しむくらいならそのほうがいい。
真剣に物事をとらえすぎた上に、先を悲観的に考えすぎなんだよ。俺だって先を考えたら、スローンの野郎が気になってしょうがない。消したくなるね。
でもニナは奥さんとしてここにいる。ニナを取り合うライバルも近々腹から出てきて泣き叫んだりするる。なら、今は この今に集中する。ね、」
「だからドウシテ我が子ととりあおうとするの!?」
「だってそうだろ。コイツ絶対男の子だよ!俺がニナに触れると腹を硬くして威嚇して、ニナから離れざるえなくするんだ
ニナはそろそろ安定期なのに、悪阻治まらないし、新婚生活楽しめてないじゃないか!」
フランツの言う新婚生活って、なんですか。
「イチャイチャ?だってこの2ヶ月、ニナ会話すら怪しいじゃん!」
…それは…
「ごめん、それは俺のせいだ。
でも、俺たちは関係を再構築する二人の時間がいるよ。ちゃんと話そう。俺はニナの体調にあわせて時間つくる。ニナは体調がいいときを教えて。いい?」
わかった。っと頷くと額に触れるだけのキスを落とされる。
「…なんか いろいろ間違ってると思うんだけど!順番も!方法も!!」
「…いいじゃん。結果一緒なんだから 求め方なんて どうでも」
よくないよ!数学じゃない!
この先 この方針と勢いで振り回されることになるんだろうか。
…ちょっと…いや、かなりうんざりだ…。
しつけ、しなおさなきゃ…。
「元気になったら こうもいかないんだからね」
「いいよ。元気になったら 反撃しておいで。だから 早く元気になりなよ。ニナ」
ああ、どうして こんなことになってしまったんだろう…
今考えると トラップだらけで 回避の方法が今更ながら 思いつかない。
「アラン最近みない( ´-`)」
「ニナはブラコンなの?」
「はい??(*`Д´*)」
「怒んないでよ。ニナはなんでアランに対しては冷静に考えられるのに どうして 俺にはできないの。
俺ってそんなに信用ないかな。( ω-、)」
「わかった。アランと同じ扱いがいいんだ( ̄^ ̄)」
「やだよ!なんでだよ!やっとアランより近くなったのに!p(`ε´q)ブーブー」
「ねえ、アランと同じ年のフランツはよくうちにきてたけど、フランツの兄様は?なんでいらっしゃらなくなったの?(^-^*)」
「…(`ヘ´)」
「?」
↑一番最初に邪魔と蹴落とされたのは フランツの兄
「エレーナを獲られた気がする(;´Д⊂)」
「…ばかだろ。オマエ(((((゜゜;)」
「いえ、僕もアルフレッドさんの気持ち わかります… ニナがかまってくれない( *´д)/(´д`、)
…。新婚生活正味三ヶ月あったかな…。」
「( ̄□||||!!」
「それはフランツのせいじゃん」
「じゃ、うちはもうちょっと先で」
「…ニーナ、かわいいな。(*`▽´*)
おまえらの子守りをしにいくのはやだけど、ニーナがいるなら、悪くない。」
「…。兄貴、ニナさん兄貴のこと苦手ってさ」
「( ̄□||||!!」
「兄貴何したの?ニナさんに(((*≧艸≦)ププッ」
「=(;゜;Д;゜;;)⇒グサッ!! なんもしてないし! 」




