64.懸念点のために
(1)0歳編
エリアーナSide
私の髪色は、銀色。
まず考えたのは今の髪色を活かしつつ、金髪に変える方法。
金色は、銀色にオレンジ寄りの黄色を混ぜるとできると、異世界辞典で確認した。
そこから考えた。
ただ染める選択肢は取りたくなかったので、魔法がいいが考え付かなかった。
次に、髪そのものの色は無視して金髪にする方法。
これには、この国にある鉱石の一つで、“金鉱石”というのがあるらしく、それを使って魔法を作るより魔道具を作った方が早いのではないか?という結論になった。
でも、色の魔法は作り出したい!
考えてしまったのだから、形にしてみたい。
そんな好奇心が勝った。
色とは、光によって目に映る物の感じの一つなので、光属性が必要なのではないか?
それと、別の属性を組み合わせて、色魔法を作りたい。
精霊たちに聞くと、無属性の“認識阻害”の魔法が存在するようだ。
ならばそれと組み合わせて、完成したのが“色魔法”だ。
ただ、色魔法はというより、魔法は悪用しようと思えばいくらでも悪い方に使える。
そのため、制限をつけなければいけないそうで、神様に相談したいと精霊がいうので、誰かに使い方や理論を教えることはできない。
そこで、魔道具の作成をした方がいいという方向になったのが、お昼前だ。
この世界に魔道具が存在していることは知っている。
髪を乾かすブロワー(ただし冷風のみ)、冷蔵庫に、冷凍庫、オーブンレンジに、冷風機など色々ある。
私としては早く温風の出せるドライヤーを作りたいところだが、魔道具を作る知識がない。
日本のドライヤーの構造はなんとなく分かるものの、作り方までは分からない。
それに取り急ぎ作らなければいけないのは、色替えの魔道具だ。
どういうものができるかは分からないし、時間もかかるだろう。
それに期限内にできるかも分からない。
だが、構想はある。
魔道具は、簡単には魔法陣と魔石でできていて、魔力を流すと発動するそうだ。
魔力を流した後に、スイッチでオンオフをできるものや、再度魔力を流すと止まるもの、魔石に魔力を貯めその魔力が無くなるまで動き続け、新しく魔力を貯めた魔石と交換し、使い続けるものの3つに分けられる。
それならば、魔法陣に変える色と、変える場所を刻み、金鉱石の欠片を使い、それに魔法陣を定着させる方法を思いついた。




