29.正しい力の使い方①
(1)0歳編
風の原初の精霊Side
子らは皆、契約精霊がおり、魔法も使えるらしい。
ならば早速鍛錬あるのみ。
『風:まず、我らが並ぶ故、1番得意で契約精霊の中の高位の精霊がいる属性の原初の精霊の前に並ぶのじゃ。説明はそのあと始めよう』
姫様を眺めて我関せずの精霊が複数名おる故、動かさねば。
我が促すと、それぞれが精霊の前に並んだ。
驚いたことに、精霊1人に最低1人は並んでいる。
火、水、土、風、雷、氷、光、闇、時、無の10属性全てに、特に少ない時と無まで得意な者が居ようとは……。
『風:まず軽く自己紹介をしてから始めよう』
火の精霊から順に挨拶をしていく。
火の精霊は、男の精霊。意外と冷静なやつよ。
水の精霊は、女の精霊。的確で鋭い意見を言うが良い奴じゃ。
土の精霊は、女の精霊。のんびり屋じゃ。
風の精霊は、我。男で、説明をする時によく話す。
雷の精霊は、男の精霊。オンオフのはっきりしたやつじゃ。
氷の精霊は、男の精霊。面倒見がいい。
光の精霊は、男の精霊。物知りで闇のと常に一緒じゃ。
闇の精霊は、女の精霊。知識豊富で貪欲じゃ。
時の精霊は、女の精霊。僕っ子じゃな。
無の精霊は、女の精霊。他人に興味のないやつじゃ。
それぞれに挨拶をする。
『風:では説明するぞ。まず大気中に存在する魔素と気については理解しておるか?』
全員が理解しているようだ。
『風:では一番若い双子の子ら、説明してみよ』
一番若い者が理解していれば、他の者達も必然的に理解しておろう。
「シア:気とは、目に見えないが、空気中に漂い、生命活動において大きなエネルギーとなるものです」
「ヨシュ:魔素とは空気中に漂う魔力の素です。魔法の発動に必要で、体の中に取り込み魔力循環することで、体の調子を整えたり、精霊に渡し、魔法を使ってもらうことができます」
子らが説明する。
『風:正解じゃ。とてもしっかりと理解しておる』
説明を続けやすい上に、話も理解できるだろう。
周りを見渡し、説明を続ける。
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