42.再びプレゼント⑤
(2)1歳編
エリアーナSide
もうすでに素敵なプレゼントをもらったのに、一体なんだろう?
「クリスティア:おとうしゃま達におにぇがいして、ちゅくってもりゃったの」
そう言い、端に控えていたジョン宰相とともに私の前に来て箱を差し出す。
「ジョン:まずは、レイン様方からです」
中に入っていたのは、帽子。
白、黒、紺など落ち着いた色の帽子で、それぞれ飾りがついたもの。
ベレー帽の形で、リボンがついたもの。
ツバで色が切り替えられたキャスケットタイプのもの。
シンプルにカッコよくマリン帽。
そして、つばの大きなストローハットなどたくさんだ。
帽子にはそれぞれに魔法が付与されていて、防汚と少しのサイズ調整がついていた。
そして、色彩変更リボンがつけられるようになっていた。
「エリック:レインとティアから、リアちゃんが外に出た時にコーディネートを楽しめるように贈りたいと、みんなで相談したと聞いてね。可愛い子達の願いを聞いて完成したんだよ」
どうやら外へ出るのが今回初の私のために、転移以外でも外に出られるように、そして可愛くコーディネートを楽しめるようにとたくさん考えてくれたようだ。
「リア:レイン、ティア、ベラ、ディー、リルありあと。エリックおじしゃま、ジョンおじしゃまもありあと!」
まさかのサプライズだった。
「ジョン:最後になりましたが、私からもよろしいですかな?」
「リア:あい!」
最後にジョンおじ様が大きな箱2つと共に私の前に移動した。
中を開けると、白、黒、紺、青灰、薄ピンク、薄水色、薄黄色のケープとポンチョが入っていた。
フード付きのもの、もこもこ生地のもの、薄手のもの、フリルがついたもの、丈が長めのもの、袖付きのもの、フードにくま耳付きのものの全7種類だ。
「ジョン:日替わりで着られるように致しました。防寒防暑対策もされております」
さらに、防汚加工とサイズ調整の魔法も付与されているみたいだ。
先程まで何も言わなかった精霊様たちが近くに来て、まじまじと眺めている。
『無:これはすごい加工』
その言葉にうんうんと頷く様子に、お墨付きがもらえたと喜ぶジョンおじ様。
またしてもすごいものを貰ってしまった……。
ありがたいが、こんなにしてもらっていいのだろうか……?
「リア:ジョンおじしゃま、すごくいいケープとポンチョをありあとうごじゃいましゅ!大事に着ましゅね」
「ジョン:喜んでいただき、何よりでございます!大きくなられましたら、またお作りしますね」
にっこりと微笑むジョンおじ様。
さらっと怖いことを言われた気がしたので、にっこり微笑んでおく。
無言は肯定かもしれないが、何もないよりはいいだろう。
「祖父:皆んな、我が孫のためにありがとう。たくさん良いものを用意してもらい感謝が尽きない。お礼と言ってはなんだが、うちの領地で取れた作物で作った日持ちのするお菓子と酒、ジュースを用意したので、受け取ってほしい」
王宮でのパーティーで誕生日を祝ってもらえると聞いてお菓子は私が用意した。
フロランタンに、クランチチョコ、フィナンシェにマドレーヌ。
甘すぎてもくどいので、しょっぱい系のポテトチップスも数種類作ってみた。
お酒とジュースは、お祖父様が用意してくれて晩酌やティータイムにお菓子と合わせられるように、考えて用意した。
喜んでもらえるといいな。




