クククッ、勇者よ。ヤツは我らの中で(あみだくじ)最弱よ ~魔王と四天王のサバイバル戦略~
時を同じくして、長年魔王軍と争いを続けていた勇者も代替わりした。
その勇者―――自分よりもさらに年若い少女が四天王をつぎつぎと撃破するさまを見てアレスは秘書と語る。
「やばい、あんなんと当たったら潰される。俺、引退してもいいかな?」
「知らなかったのですか? 魔王の職からは逃げられません」
「くそっ、何とかして俺以外の生贄を用意せんと」
「そういえばアレス様、勇者によって欠けた四天王の座を担いたいと、推薦状が届いております」
「よし採用。やる気さえあればOKだ」
これは規格外に強い勇者が誕生してしまい、魔王と四天王が生き残りをかけて争う物語です。
※本作はカクヨムでも掲載しています。