2点
「お、2年揃ったね!」
部活時間前から練習していた我らが部長、柏木舞先輩が部室に入った私たちに声を掛ける。
高校2年A組で、長い黒髪を白いシュシュで低い位置にお団子にしていて、面倒見が良い先輩だ。
「お疲れ、瑠莉、優羽」
その反対側で舞先輩とラリーをしていた副部長である塩川流歌先輩も声をかけてくれる。
舞先輩と同じクラスで、部活以外でも舞先輩ととても仲が良く、綺麗な顔立ちをしていて、真顔のことが多いから冷たい人だと勘違いされることがあるけれど私たち後輩や先輩たちには微笑むことも少なくない、
そんな優しい先輩。
「お疲れ様です!」
私と優羽はそんな大好きな先輩にいつも通り、大きな声で挨拶をする。
体育館シューズをしっかり履き、いつもラケットケースを置いている場所に2人で向かう。
「やっほ、瑠莉、優羽」
無気力な顔で、手を少し上げて、挨拶してきたのは私たちと同じ学年の西村加奈。
背は私より10センチほど高くて、卓球も強くて、頭も良い(悔しいけど)。
去年は私と同じクラスで、それなりに仲はいい。
「今日は私たちのほうが早かったね!」
にかっと馬鹿みたいに満面の笑みで、そう得意げに言うのは中村波瑠。
高い位置でしたポニーテールを揺らして走ってくるのが特徴で、私より少し背が高い。
明るい性格で、誰でも親友!みたいな空気を纏っている、元気な子だ。
「お疲れ、加奈、波瑠」
「いや、昨日は私たちの方が早かったし!」
何故か張り合う優羽と、それを鼻で笑う波瑠。うーん、小学生…?
「はい!部活始めるよ、並んでー」




