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ワールド・ティーチャー -異世界式教育エージェント- 作者:ネコ光一

十九章 有翼人

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結局は皆の為

今回はちょっと短いです。
「着いたぞ。ここならば問題はあるまい?」
「広いな。まさか山奥にこんな場所があるなんて思わなかったよ」
「我々竜族が戦えば周囲への被害が凄まじいからな。このような場所が必要なのだ」

 メジアから戦いを挑まれた次の日……俺たちはメジアと共に、有翼人の里から更に山奥にある神殿へとやってきていた。
 いや、神殿だったもの……と言うべきだろうか。
 建造物と思われるものは完全に瓦礫と化していて、周囲に敷き詰められた石畳は所々剥げていたり、苔や植物で覆われているものばかりだ。
 他にも見上げる程に高い石柱が幾つも建っているが、こちらも石畳と同じく酷い有り様で、朽ちて倒れているのがほとんどである。
 いかにも歴史的価値がありそうな場所だが、建物や石柱は竜族の先祖が戯れで作ったものなので意味は特にないらしい。
 まあ要するに、ここは竜族専用の運動場みたいなものだな。

「周囲の柱や瓦礫は、我々の先祖が趣味で建てたものだから幾ら壊しても問題はない」
「つまり遠慮なく魔法を放っても構わないわけか」

 里から見える山の反対側にある場所だし、竜に運んでもらっても数十分は要するので、ここなら里への被害を考えずに全力で戦えるだろう。

「理解出来たのなら始めるとしよう。向こうも待っているようだしな」

 そして視線を横へ向けてみれば、少し離れた高台に弟子たちが敷物の上に座って観客と化していた。
 そこには人の姿になったゼノドラもいるのだが、本来なら長として気軽に里から離れてはいけないアスラードもいたりする。
 メジアがやり過ぎないように……と、尤もらしい事を言って無理矢理ついてきたのだが、あれは完全に暇潰しで来たとしか思えないな。

「それにしてもお主たちはよく冷静でいられるな。人族が竜族と戦えば死んでもおかしくないのだぞ?」
「だって兄貴だからな。竜族なんて関係ねえよ」
「相手が何であろうと、シリウス様なら必ず帰ってきます。それよりパンのおかわりはいかがですか?」
「もぐもぐ……三個ちょうだい」
「私は一つね。カレンはどうかしら?」
「欲しい! おかーさんも食べる?」
「うーん、母さんはもうあまり食べられないから、カレンと半分こしようか」

 勉強の為にとカレンも連れてきているのだが、その隣には母親であるフレンダの姿もあった。
 フレンダはすでに一人で歩ける程度まで回復はしているが、無理は禁物という事で連れてくる予定はなかった。
 しかし俺がメジアと戦うと知るなり、どうしても見たいと頭を下げてきたのである。娘と一緒にいたいからと思っていたが、どうもそれだけではなさそうだ。
 詳しい事情はわからないが、カレンの指導を任された者として不甲斐ない姿を見せないように気をつけないと。

「アスラード様とゼノドラ様も如何ですか? 今朝シリウス様と一緒に沢山作ってきたので遠慮なくどうぞ」
「うむ、いただこう。ところでこのコロッケと呼ぶものは実に美味いな。あのモッドがこんなにも変わるとは思わなかったぞ」
「同感だ。特にこの黒いタレをかけてパンに挟んだものは最高だ」

 会話はよく聞こえないが……もはや向こうはピクニックだな。
 別に楽しむのは構わないのだが、あの距離では戦闘の余波が届きそうなので気をつけてほしいものである。
 まあ弟子たちなら自衛出来るし、竜族であるアスラードとゼノドラが守ってー……。

「ちょっと待てゼノドラよ。コロッケはこのコメというものと交互に食べる方が美味いぞ」
「いくら爺さんでもこれは譲れんな。パンに挟むのが一番美味い」
「いや、コメだ!」
「パンだ!」

 あの二人は大声で怒鳴り合っているので内容が筒抜けだ。
 何というか……竜族の中で上に立つ二人が、米派とパン派で争う姿は実に情けないと思う。
 不安しか感じないが、カレンやフレンダが危険な状況になりそうなら、さすがにあの二人もきちんと守ってくれるだろう。

「おのれ……こっちは真剣だというのに、長もゼノドラもふざけ過ぎだぞ!」

 そしてこっちはこっちで真面目過ぎである。
 今にも文句を言いに飛んで行きそうなので、俺はメジアを宥める為に近づいていた。

「落ち付けって。向こうは戦うわけじゃないんだから、好きにさせておけよ」
「しかし決闘というのは神聖な儀式でもあるのだ。あのように不真面目な態度で見学されるのは我慢ならん!」
「……お前こそふざけているのか? 俺に戦いを挑んでおきながら、関係のない相手を気にしてどうする?」
「む……」
「見学者がいるから実力が出せない……なんてくだらない事は言わないよな? お前も竜族の戦士なら、余所なんかに目を向けず挑んでこい」
「……そうだな、確かにこれではお前に失礼だ」

 図星だったのか、冷静になったメジアは俺に頭を下げてきた。
 非を認めればきちんと謝るので悪い奴ではないようだが、今のように真面目過ぎるのが欠点なので、ゼノドラもアスラードも手を焼いているようである。
 ちなみに戦うのなら敬語は不要という事で、メジアにはいつもの調子で話しかけるようにしている。
 とにかく、これ以上面倒な事が起こる前に戦いを始めた方が良さそうだな。

 こうしていつもの武器に様々な小道具を身体中に忍ばせた完全装備の俺と、己自身が武器である無手のメジアと一定の距離を取って向かい合ったのだが、メジアはここへ到着するなり人の姿のままであった。

「……その姿で戦うのか?」
「竜の姿では力加減が難しいからな。まずは様子見をさせてもらおう」

 メジアはそう口にしたが、別に油断や慢心しているわけではない。
 竜の姿になれば俺の数倍は大きくなり、全ての一撃が致命傷となるのだから当然とも言える。
 そして先手を譲るつもりなのだろう。メジアは身構えたまま動かないので、俺はゆっくりと意識を切り替えてから飛び出していた。

「……ふっ!」
「むっ!? だが、その程度の動きで!」

 『ブースト』を発動させて一足で相手の懐に飛び込むが、メジアには俺の動きが見えているのだろう。迫る俺の動きに合わせて的確に拳を振るってきた。
 その瞬間、俺は魔力を全身から放って残像を生み出す『蜃気楼ミラージュ』を発動させれば、凄まじい風切り音と共にメジアの拳が俺の頬を掠めていた。
 拳の凄まじさに残像はすぐに霧散したが、俺はその隙にメジアの横へ回り込み、膝の裏を蹴飛ばしながら首投げを同時に行って地面に叩きつけた。
 相手を無力化させる時によく使う攻撃だが、本気でやれば相手の後頭部を叩き付けるので殺す可能性もある一撃である。
 だが竜族の肉体は頑丈なので、俺が強く叩き付けたところで大した痛みはあるまい。前日にゼノドラと三竜に協力してもらい、竜族の頑丈さは予習済みだからな。
 そして予想通り、メジアは平然と立ち上がろうとしていたが……。

「こんなもので俺がー……」
「だろうな!」

 俺は容赦なく『ブースト』で強化した蹴りをメジアに食らわせていた。
 不安定な姿勢だったメジアが踏ん張れる筈もなく、蹴られたメジアは大きく吹っ飛ばされて石畳の上を転がりながら俺から遠ざかっていく。
 距離が離れたが、それでも俺は追撃とばかりに『インパクト』を連射し、更に吹っ飛んだメジアは近くの石柱に背中から激突していた。
 激しい衝撃音と共に柱は崩れ、メジアの体は瓦礫に埋もれたが……やはりメジアは何事もなかったかのように立ち上がる。

「見事だな。まさか人族の攻撃がここまでとは思わなかったぞ。だが私には効かないー……」
「いや、もう十分だ。今ので大体わかった」
「やけに自信があるようだが、何がわかったのだ?」
「はっきり言おう。今のままじゃあんたは俺に勝てない」
「……何だと?」

 俺の言葉を聞いて苛立ちを露わにするメジアだが、これは確信を持って言える事だ。

 ゼノドラと三竜から教えてもらったのだが、竜族は体が頑丈なので致命的な攻撃以外は避けようとせずに受け止める傾向があるらしい。
 正に肉を切らせて骨を断つ……という戦い方が一番合う種族であろう。
 何せ上級魔法でさえ弾く鱗を持っているようだし、竜の巨体では攻撃を避けるのが難しいのだから自然とそうなるわけだ。

 今の攻防でわかるように人の姿でも頑丈なようだが、何故か体重は姿に合わせて軽くなるので、今のメジアは『インパクト』どころか俺の蹴りだけで吹っ飛ばされる始末である。
 もし俺が本気で仕留めようと考えていたら、吹っ飛ばした隙を突いて『アンチマテリアル』を叩き込めば終わりだ。
 だから勝てないとはっきり言えるのだが、そもそも今回の戦いはどちらが勝つか負けるかの問題ではない。

「この戦いはお互いに全力でぶつからないと意味がないんだ。さっさと変身してかかってこい」

 挑発を繰り返しながら、俺はメジアに挑まれた時の状況を思い出していた。




『ならば一つ頼みがある。俺と……戦ってくれ』

 普通に考えて、メジアが俺に挑んできたのは兄の復讐かと思うが、それにしては殺意が全く感じられないので詳しく聞いてみる事にした。

『復讐? そんなわけないだろう。奴はー……いや、兄は同胞を裏切っただけでなく禁忌を犯した罪人だぞ。殺されて当然だ」

 そう口にするメジアだが、アスラードから兄の事を聞かされた彼の脳内に浮かんだのは、俺への怒りではなく迷いらしい。
 そして居ても立ってもいられなくなり、本能の赴くままに俺の下へやってきたそうだ。

『だが……それでも俺は兄を完全に憎む事が出来ない。兄が父を殺した姿を見ていないし、子供の頃にたった一度だけ兄に遊んでもらった事が未だに忘れられないんだ』

 生真面目な性格ゆえか、苦悩しながらも語るメジアを眺めている内に何となく理由がわかった気がした。
 きっとこれは理屈ではないのだ。
 禁忌を犯した罪人だろうと、メジアにとってゴラオンはたった一人の兄なのだから。

『だからお前の実力を知りたい。俺の兄は強き者に倒されたのだという事を実感したいのだ』

 竜族という種族は強き者を尊敬し、そして強者に挑む事を誇り高い事だと思うそうだ。
 つまりこれは復讐ではなく、兄の誇りを少しでも守りたいと願うメジアの自己満足に過ぎないので、危険を冒してまで俺が戦う必要はないのかもしれない。
 だが俺がゴラオンを仕留めたのは事実だし、戦う事で少しでも気持ちが晴れるというなら受け止めてやりたいと思う。
 それに……俺は今よりもっと強くならなければいけないのだ。
 俺が立ち止まってしまえば、俺を追いかけているレウスもまた立ち止まってしまうのだから。

 こうして俺はメジアとの決闘を受け入れたわけだ。




「……まさかそっちから変身しろと言われるとはな。本当に変な奴だ」

 俺の挑発を受けてゆっくりと立ち上がったメジアは獰猛な笑みを浮かべていた。
 狂気は感じられないが、その笑い方はゴラオンとよく似ているので、やはり二人は兄弟なのだと妙に納得出来た。

「自分でも変な奴だって自覚はしている。ちなみにお前の兄はすぐに変身していたぞ?」
「俺は兄とは違う。どうなっても知らんぞ?」
「構わないさ。決闘ってのはそういうものだろう?」
「いいだろう!」

 そして膨大な魔力が溢れ出すと同時にメジアの体は竜の姿へと変わっていた。
 ただ立っているだけで感じる威圧感に、掠るだけでも致命傷になる爪や牙。もはや蹴りどころか『インパクト』でも揺るぎそうにない巨体と今から俺は戦うのだ。
 竜族と戦うのは初めてじゃないが、ゴラオンとは明らかに大きさが違うので別と考えるべきだろう。

『そこまで大口を叩いた以上、俺を失望させるなよ!』
「ああ、わかっているさ」

 この緊張感……剛剣の爺さんや魔法を極めし者(マジックマスター)と戦った時と同じだな。
 久しい感覚に身が引き締まる中、俺は呼吸を整え……。

「……行くぞ」

 スイッチを切り替えた。





 ――― シェミフィアー ―――





「……相変わらずねぇ」

 事前に聞いていたとはいえ、竜を相手に臆する事なく突撃するシリウスを眺めていると、私は自然と溜息が漏れていた。
 そりゃあ強敵と戦う姿は格好良いし、シリウスなら大丈夫だって信頼はしているけど、心配するのとはまた別だもの。

「それがシリウス様ですから」
「うん。でも私は無事に帰って来てくれれば十分だよ」

 そして主を信じて疑わないエミリアは冷静で、シリウスの戦う姿を眺めながらタオルやら飲み物の準備を進めている。
 きっと戦いが終わった後の用意なんだろうけど、シリウスから一切目を離さずに作業をしているのが恐ろしいわね。
 一方、リースは不安の方が強いのか、心配するようにシリウスを見つめている。
 女の私から見ても守りたくなるいじらしさを感じさせるのに、手に持った沢山のコロッケパンの御蔭でそれが半減しているのが残念なところだわ。
 ちなみに私は信頼と不安が半々といったところだけど、こう考えると私たちって不思議とバランスが取れている気がするわね。
 とまあ、不安はあっても私たちは待つ事に慣れているから別にいいんだけど……。

「ねえフィアお姉ちゃん。お兄さんは平気かな?」
「そ、そうよ! メジアさんは竜族の中でも相当な実力者なのよ? ましてや変身した状態でなんて……」

 シリウスの事をまだよく知らないカレンとフレンダが慌てるのも当然の話よね。
 確かに人族と竜族の体格は絶望的な差があるけど、シリウスは最初から変身させて戦うつもりだったから、何か考えがあるみたい。
 とにかく戦いはこれから本番だから、シリウスから頼まれた事を済ませないと。
 私は心配そうに見つめるカレンの頭を撫でながら、戦いが行われている場所へ視線を向けた。

「カレン。心配なのわかるけど、あそこで行われている戦いをよく見ておきなさい。シリウスは貴方に教えた魔法の上を見せてくれる筈だから」
「それって『インパクト』とか『ストリング』の事?」
「そうよ。他にもこれから教えようと思っている魔法も使う筈だから見逃さないようにね。見るのも勉強なのよ」
「でも目を閉じないと痛い……」
「……まばたきはしてもいいから」
「うん!」

 全くもう……賢いのに、この子はどこか抜けているから放っておけないのよね。
 でもそれが可愛いと言うのか……これがシリウスの言っていた母性本能をくすぐるって事なのかしら?

 そしてカレンが静かに見学し始めたところで、フレンダが私をじっと眺めている事に気付いた。
 やっぱり母親を差し置いてあれこれ言うのは失礼だったかしら?
 なので謝罪しながら話し掛けてみたけど、フレンダは苦笑しながら首を横に振っていた。

「あ、違うのよ。別にそういうわけじゃなくて、その……こんな時に何だけど、シェミフィアーさんに聞きたい事があるの」
「私の事はフィアで構わないわよ。それで聞きたい事って?」
「メジアさんが変身したのに、フィアどころか誰も戦いを止めようとしないのは何故かしら? 私が変なのかな?」
「ふふ、安心して。私たちがちょっと変わってるだけで、フレンダが普通だから」

 隣で未だに言い争っている竜族の二人はわからないけど、私たちはもうシリウスの行動に大分慣れちゃっているからね。
 レウスは少しでもコツを吸収しようと、さっきから一言も発さず真剣に戦いを眺めているし、私たちの中でも一番不安そうにしているリースだって、パンを食べながらも魔力を集中させていつでも治療が出来るように備えているもの。
 さすがに本気で不味い状況になれば止める……と伝えれば、フレンダは微妙な表情ながらも頷いてはいた。

「そう……ならもう一つ聞きたいんだけど、シリウス君は怖くないのかしら? 竜族みたいに戦うのが好きな子に見えないし……」
「シリウスは自分を鍛えたり競い合ったりするのは好きだけど、戦い自体が好きなわけじゃないわ」

 自分の意志を押し通す為だったり、大切なものを守る為だとよく口にしているわね。
 その証拠に、昨夜シリウスがこの戦いを受けた理由を教えてくれたけど、メジアの迷いを晴らす他に自分の限界を超える為だとも言っていたわ。
 けど、自分が強くなれば追いかけてくるレウスがもっと強くなれる筈だ……とか密かに呟いていたし、そもそも一番の理由はカレンに無属性の可能性を見せる為でもあるみたい。
 何だかんだ言うけど、結局は自分より弟子たちの為なんだから笑っちゃうわよね。

「でもシリウスが戦う時は、見ている人にも影響を与える場合が多いの。だから今は、何も言わずに見学していてほしいの」
「……わかったわ」

 私の言葉に納得はしてくれたのか、フレンダはカレンの頭を撫でてから、向こうで戦う二人に視線を向けていた。
 フレンダが半ば強引についてきたり、そんな質問をしてきたのは、シリウスを心配するだけじゃなく彼を知る為だと思う。
 娘を預ける相手なのだから、少しでも知りたいと思うのも当然よね。

 そして戦いは徐々に激しさを増し、シリウスは人前ではあまり使わない魔法も多用し始めていた。

「お兄さんが空を飛んでる!?」
「あれは飛んでいるんじゃなくて、『ストリング』や魔力で足場を作っているの。いつか教えると思うから、よく見ていなさい」
「瓦礫が変な方向に飛んでいるけど、あれは一体どういう事なのかしら?」
「『インパクト』と『ストリング』の応用ね。理由はわからないけど、あれも何か意味があるんだわ」

 シリウスは『インパクト』どころか得意の『マグナム』まで放っているようだけど、メジアにはあまり効いていないようね。
 おまけにシリウスはメジアより大きく動き回る必要があるから、疲れが出て徐々に押され始めているようにも見える。
 けどシリウスの表情に諦めの色は見えない。
 まあ、諦めるのは死んでからにしろ……なんて、レウスに言っている人だから当然よね。

「お兄さん……」
「カレン。落ち着いてシリウスをよく見てみなさい。あれが諦めているように見えるかしら?」

 それと、カレンへの解説は私に任せておきなさい。
 だから貴方はいつも通り……。

「……皆の為に、存分に戦ってらっしゃい」

 今日の……



ホクト「………」


ホクト「…………」


ホクト「………………」


ホクト「……………………オン」



レウス「決して出番がなかったから拗ねているわけではありません。後で兄貴に撫でてもらって、ブラッシングしてもらって、フリスビーで遊んでもらえればー……」

エミリア「駄目よレウス! シリウス様が来るまでそっとしておきなさい!」

シリウス「ん……呼んだか?」

ホクト「アオオォォ――ン!」

シリウス「ホクト? どうしー……のわああぁぁぁ――っ!?」








 前回に続き、今回もまた一日遅れてしまい申し訳ありません。
 本当なら戦いが終わる所まで書く予定だったのですが、ちょっと時間が足りなかったので、ここで一旦切る事になりました。

 次回の更新は未定となります。
 リアルの忙しさに加え、先日愛用していたパソコンが逝ってしまいまして、買い替えと設定も含めて予想が全く付きませんので。
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