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始めての仲間
リオンは朝日に照らされる王都の門をくぐり、冒険の始まりを感じていた。
「よし…まずは情報を集めるか」
城下町の広場に足を踏み入れると、雑踏の中に見覚えのある青年がいた。
「おや、君も旅人か?」
声の主は、鎧の欠けた部分を補修している弓使いの青年だった。黒髪で整った顔立ち。リオンは直感的に、この人物と行動を共にすべきだと感じた。
「僕はリオン。君は?」
「セリオだ。あんた、剣の腕はかなりのものだろうな?」
「ええ、少しはね」
冗談めかした口調に、リオンの緊張は少し解けた。
二人は情報屋を訪ね、魔物の動きや、各地での異変について聞き回った。情報は断片的だが、勇者として進むべき道の輪郭を徐々に浮かび上がらせていく。
その夜、宿屋で火を囲み、二人は互いの過去や夢を語った。
「僕は、ただ…平和を守りたいだけなんだ」
「俺もだ。でも、戦う以上、避けられないこともある」
沈黙がしばらく続き、夜の帳が町を覆った。星明かりの下で、リオンは確信した。
「この仲間となら、どんな困難でも乗り越えられる」
外では風が木々を揺らし、遠くから魔物の鳴き声が聞こえた。
その瞬間、リオンの心は決まった。
「さあ、冒険の始まりだ」




