第一章 登場人物おさらい 後編(ロズリ、ナタリ、ハミィ編)
第一章 登場人物おさらい 後編(ロズリ、ナタリ、ハミィ編)
【ロズリ】 新ハーレムのサブヒロイン、剣士(十九歳)長い銀髪
十二年ぶりに帰還するもハーレムが崩壊していたラスロのために、
国王陛下が用意した新しいハーレムの側室であり王宮騎士団員の女性、
若かりし頃のヨランを思い起こさせる銀髪と佇まいにラスロも思わず見とれた。
騎士団に入ったきっかけは幼い頃から読み聞かされていたラスロの伝説で、
まさにラスロは憧れの想い人、それはラスロが死んだとされてから十二年経った姿であっても、
大喜びでハーレム入りする程で、新しいラスロの剣となれる事を誇りに思っている。
その腕は確かなもので旧ハーレムのヨランが決闘を申し込んできた時も、
最新の剣技技術と稽古をつけた人物がかつて打倒ヨラン(あくまでも模擬戦で)に燃えていた騎士団員であり、
その実力であっさりと返り討ちにしてしまい、ハーレムにおいてかつてのヨランの座を奪った気で居る。
ヨランの事を『錆びついた剣』とライバル視しつつもミオスの旧ハーレムを『持ち上げて落とす』作戦に賛同、
魔界封印・新魔王討伐に向け協力しながらもラスロがヨランに『ざまぁ』する日を楽しみにしている。
ちなみに持っている剣は『ラスロ剣』と自ら命名しており、ラスロのために握る剣だとか。
一応はラスロと婚約したとはいえ現役騎士団員であり、
とうぜん現騎士団員、特に今回の魔界ゲート調査で馬車を運転した【ダンジュ】とは知り合いで、
他にも広い顔を持っていて、色々とコネが使えるとかなんとか。
【ナタリ】 新ハーレムのサブヒロイン、アサシン(二十七歳)
十二年ぶりに帰還するもハーレムが崩壊していたラスロのために、
国王陛下が用意した新しいハーレムの側室であり国の暗部で活躍していたが、
長い活動で顔が多く知られてしまい、本来は処分(意味深)予定だった。
本人は自身があまり良くない処遇(良くて遠方の海外、悪くて抹消)とされる所を、
伝説の勇者ハーレムに加われるのを喜んでおり、残りの人生をラスロに捧げる事こそが、
自分に課せられた最後のミッションとして行う覚悟を持った。
その妖艶な容姿は諜報活動やハニートラップで利用しており、
攻撃は投剣や毒針投げを得意とする遠距離攻撃系、ただ近距離もカタナで行い、
まさにラスロの懐刀として、また全体としては陰の裏リーダーとして活躍するつもりでいる。
新ハーレムにおいて「ラスロに年齢の近いのも必要」という理由もあって入ったが、
それよりも年齢が上な旧ハーレムよりもは若いため、ラスロの中では十分「若い」認識で、
ナタリが本格的にラスロを誘惑する流れがあるのかどうかは今後の展開次第である。
【ハミィ】 新ハーレムのサブヒロイン、魔法使い(二十歳)黒髪
十二年ぶりに帰還するもハーレムが崩壊していたラスロのために、
国王陛下が用意した新しいハーレムの側室であり王宮魔道士見習いの魔女っ娘、
旧ハーレムの魔女ネリィの姪っ子であり、十二年前に面識がある。
当時から叔母のヤンデレっぷりを目にしており、
ラスロが亡くなったとなったとたん即座にターゲットを代え。
東の果ての魔導都市で子だくさんに恵まれ幸せな家庭を築いている事を複雑な気持ちで居た。
そこへラスロ生還による新ハーレムに国王陛下から誘われ、
第四夫人でも構わないからと熱烈歓迎で受け入れたのだが、
彼女も彼女で叔母程ではないもののヤンデレの気質が見受けられるとか。
叔母の事はラスロ生還と知るやいなや、
あれだけ幸せな家庭と子供を躊躇なく捨ててきたという事実を、
呆れるどころか、かなり軽蔑していている様子が伺える。
その他、軽く。
【ダンジュ】 騎士団員
新旧ハーレムを合せた総勢九名の勇者パーティー、
その馬車を運転する騎士団員で剣の力もそこそこ、
ヨランとロズリの決闘では中立な立場で審判も務めた。
【ハンナ】 聖女
ルバークの村にある教会で隠居している聖女、
ラスロが魔界から生還し王都へ向かう帰途で助けてくれ、
魔界ゲート調査で再会した時も色々と助言をしてくれた。
【オリヴィ】 ベテラン騎士団員
ラスロとも昔なじみのおじさん騎士団員、
とはいえラスロもおじさんなのだが、ラスロが死んだとされた日、
毎年、酒を呑んで弔っていたという、王都パレードにも来てくれた。
【ヴィルジニ】 引退した女剣士
十二年前、魔王討伐の際に前衛が足りない時、
準メンバーのような形で何度か参加してくれたヨランの元親友、
パレードでは娘の【マノン】が花束を渡してくれるのを見守っていた。
無事、第一章を終える事が出来ました、
また作品ブックマークや星、イイネなどもありがとうございます、
沢山いただけたので明日からの第二章、毎日更新で頑張りたいと思います!




