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ハーレム崩壊、十二年後  作者: 風祭 憲悟@元放送作家
最終章 そして勇者の最終結論、この選択は決して、後悔はしない……はず。

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第220話【妄想】新ハーレムを選んだら 旧ハーレムを屍にし、その上に立つ新たな俺の正妻側室たち。

「いやほんとラスロ様、アリナさん達のあの表情、傑作でしたわ」


 王都の端にある新しい『ラスロ勇者爵城』なんかそんな名前になったらしい、

 そこに入って落ち着く新しい正妻ミオス、少女メイドがお水を持ってきてくれた、

 ていうか貴族の屋敷に『城』と名付けるなんて……今更か、すでにアスト城があったし。


「ミオス、あんまりそういうのは言葉には」

「だって十二年間も魔界で戦っていたというのに、

 それを放っておいて修道院に籠ったり、別の男と結婚したような方々ですよ?!」


 まあ言いたい事はわかる、

 あくまでも一面だけを見て、

 凄く一方的に言い放てば、そうなる。


(とはいえ、もう『ざまぁ』しちゃったんだよなあ)


 陛下の前でさあ、どのハーレムを選ぶ、となったとき、

 まず最初に旧ハーレムのアリナ、ヨラン、エミリ、ネリィを並べ、

 選ぶのかと思わせて期待に胸を膨らました皆を……みんなの前で凶弾した。


(俺らしからぬ、酷い物言いをした気がする)


 ネリィは子供の様に泣きわめき、

 エミリはがっくりと全身を崩れ落とし、

 ヨランは自害しようとして慌てて周囲に止められ、アリナは……


「ラスロ様、あのアリナ様は」「ああロズリ、あの通りだ」

「何も言わない無表情のまま、ただ立っていましたが、すなわち」

「考えるのをやめた、ある意味、アリナなりの自害のようなものだろう」


 そう、ヨランが俺が死んだとなって自暴自棄のような形で、

 周りに言われるがまま、まるで便利な人形のように侯爵夫人となった、

 しかしアレはそれどころじゃない、本当に、ただ生きて息をしているだけの、植物人間になったつもりだろう。


(何もかも諦めた、その究極系が、ああだろう)


 最終的にヨラン達に連れていかれたが、

 おそらく、もう会う事は無いだろう……。


「ラスロ様、それでこれからの仕事が陛下から」

「ナタリ、まだ何か俺に押し付けようとしているのか王城は」

「いえそうではなく、私達と、出来るだけ沢山の子を儲けるように、と」


 ……まあ確かに陛下の選んだハーレムだ、

 それが目に見えて結果を出す必要はある訳で、

 魔界ゲートのきちんとした封印が終われば、次はそうなるか。


「ねえラスロお兄様ぁ、清々しい気持ちになった所でぇ」

「ハミィとしてはそうなのか」「まあ叔母さんは結果的に、

 王城から再封印の褒賞を貰ったのでぇ、それで子供達とどっかで暮らすでしょぉ」


 そんな他人事みたいな、

 まあ俺がこう決断した以上、

 叔母である繋がりも、まあそんなもんか。


「それでなんだ」「子供の数は叔母を抜きたいですぅ」「ちょ」

「良いわねラスロ様、私とも沢山、いっぱい子供を作りましょう!」

「子供が沢山居れば、孤児院から来たメイドの仕事も増えるでしょう」「ロズリ、気にするのそこか?!」


 カーテンを閉めるナタリ。


「ではようやく、アサシンとしての『夜の、ベッドでのテクニック』を披露できますね」

「まだ昼だからー」「カーテンは閉めました」「将来、叔母の前で八人の子供を並べて笑ってやりますぅ」

「いやそんなハミィ、そこ競い合う所じゃ」「なにせラスロ兄様との子供ですからねぇ、どんな表情をするかぁ」


 四人の新ハーレムに群がられる俺、

 いや、もはや新ハーレムなんかじゃない、

 淫ハーレムもとい、真ハーレムとなったのだから……受け入れるしか……


(この若さ相手に、俺の身体、持つか……?!)


回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回


 ……という妄想をしてみた。


(いや腹上死は勘弁、だがそれで『ざまぁ』して、俺の気は済んだのか)


 そのあたりは本当に『ざまぁ』してみないとわからないが、

 おそらく、それぞれの反応は当たっているだろう、残酷な結末、

 ただ、その報いは当然と考えるのも居る訳で、俺か? 俺は……まだ選んでいない。


(選ぶために、こうして想定、空想をしているんだ)


 そして今の話には大きく欠落している部分がある、

 俺が先送り後回しにしてきた、ある意味で大きな難関、

 唯一の残された問題ともいえる、そう……魔界から来た、魔物ハーレムの存在だ。


(もし、このあと選ぶとして、それが魔物ハーレムであったら……)


 その場合はどうなるか、恐ろしい事になるのはわかっている、

 でもそれをあえて考えてみよう、選択肢のひとつとしては、あるのだから……

 俺が魔物ハーレムを選んだ場合、俺は、俺はその直後、どうなるかというと……!!

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