プロローグ1
しがない高校生が書く物です。どうか優しい目で見てください。誤字や「ここおかしくない?」等の御意見はそっと教えてください。趣味程度にサラッと書いていきます。少年と少女の大いなる旅路の行方は……。
……………………頑張って書きます。
「それ」は世界が始まった時からある
恩恵だった。
「それ」と同時に私も生まれた。
私は「それ」が凝縮されて出来たらしい。
「それ」は大地を作りその下を川のように、
巡り流れていた。
「それ」は世界をも変えうる巨大な力を持っていた。
大地と共に空が生まれた。
私は大地を練り歩き、地に流れるそれを感じながら空に浮かぶ光る物を見るのが好きだった。
そうだ。
ここから見える1番大きな光を「月」と呼ぶことにしよう。
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丸い月が見えた夜が二千回ほど訪れた頃。
私は自分が「それ」の力を使ってこの世界を創り変える事が出来ることに気が付いた。
そこで私は大地の地形をでこぼこにしたり、透明な液体をばら蒔き、「海」を作った。
その作業が終わった後何もする事が無くなってしまった。
これ以上何をすればいいのかが思いつかないのだ。
また膨大な時だけが過ぎた。
そして私は思いついた。
私は「それ」が凝縮されて出来たのだ。
だったら同じ事をすれば、きっと私のようなものが出来るだろう。
私が生まれて、もう丸い月が何度夜を巡ったか分からなくなるほど時が経っていた。
私は独りだった。
胸の辺りがきゅうっと締まるのを
時々感じる。
私は後になってそれが「孤独」なのだと理解した。
私は「それ」の力を丸めて1つの粒に凝縮した。
何も起こらない。
少し期待していたので、落胆した。
私はその粒を大地に投げ捨てた。
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まだ次の丸い月が来る前
そこから緑色の物体が生えてきた。
生まれて初めての変化に歓喜した。
生物を初めて作ったのだ。
その変化が楽しくなってどんどん違う種類の物を生み出した。
ある日核のある小さい粒の様な生物を海にばら蒔くと、一気に増えた。
海には色々とばら蒔きすぎて一杯になってしまったので、私は陸に目をつけた。
それからまた幾度も丸い月が訪れた後、
陸上も私の作った生物で一杯になった。
彼らは地に流れる「それ」の力を使って次々と形を変えた。
私はそれを見ているのが楽しかった。
暫くは、それを観察する事にしよう。
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地上の方の生物の変化はめまぐるしく、
面白い。
私はその中にいた小さな物に少し「それ」の力を込めた。
ある時
私と同じような知性を持ち、二足歩行をする生物が数種出現した。
前に私が力を込めた物から派生した物だった。
それは各々独自に発達し、家を作り、村を作り、国を作ったりした。
私は彼らを「精霊」と呼ぶ事にし、時々地上に赴き交流をした。
その時、私は彼らに「それ」の力を扱う機関を授け、操り方を教えた。
「それ」と呼ぶのはもう分かりずらいな。
そこで、それを「静脈」と名付けた。
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精霊達と交流したりして過ごして暫く、
私は自分に地上に行くほどの力も、静脈の力を操る程の力も、
無くなってしまっていることに気付いた。
気付いた後にはもう遅い。
もう私の体は自由がきかなくなっていた。
いずれ私は朽ち果て、静脈に還るのだろう。
他の生き物達と同じように。
しかし私は知っていた。
私と同じような物が世界によって作られ、生まれようとしていることを。
きっと次の世代だろう。
この世界を手放す事は悲しいけれど。
大丈夫。
魂は永遠に静脈を循環する。
私はそこに還るのみ。
私は彼女に私の記憶を詰め込んだ静脈の力の結晶を遺す事にした。
私は目を閉じた。
静脈に取り込まれ、溶けていった。
そして初代守護者
フェナエールー・ダーナは消失し、
二代目守護者、デメテル・ダーナが生まれた。




