聞きたいこと
「こっちからも聞きたいことがあるんだけれどいいかな?」
「私に答えられることならいいぞ。」
僕は、疑問におもっていることを聞いてみることにした。
「春野は「リンだ、こっちではリンと名乗っている。きみもそう呼んでくれ。」わかった。」
どっちでも凛なんだけどね。字で書かないと区別はつかないか。
「ここってゲームの世界なの?」
ずばっと直球できいてみました。
「そうともいえるし違うともいえる。君が駄肉を付けた女性になってるくらいだ。VRゲームでは性別は変えられんからな。ただ地形やモンスターなどほとんどゲームの世界とかわらない、という点ではゲームの世界かもしれん。」
やっぱり基本的にはゲームの世界と同じなのか。しかし、まだこの姿をイジリますかね・・・。そっちがその気なら・・・。
「ゲームの世界なら、なんでゲームアバターじゃなくて現実の姿をしてるの?それに胸は育ってないけど、少し背が伸びてるよね?昨日の今日でなんで伸びてるのさ。」
思わず仕返ししてしまった。質問する立場の人間として、反省はしているだが返答しだいでは後悔はしない。
「・・・。」
リンは真剣な顔をして僕を見てくる。調子に乗って逆鱗に触れたかな・・・?でも怒ってる感じではないな。
「質問を質問で返すのはよくないがちょっといいか?」
リンは、まじめな口調で問いかけてきた。
「葵に聞くが、君は今日ログインしてきたのか?それと最後に私と会ったのはいつだ?」
なに言ってるんだろう・・・質問の意図がわからない。昨日、彼女の家に掃除しにいったとこなのに。
「ログインは、家の掃除を終わらせてからだから10時くらいかな。昨日に会ったとこだよね。掃除しにいったじゃないか。」
そう言ったら、リンは熟考モードに入ってしまった。僕は、なにかおかしなことを言ったのだろうか。
「すまない、私にとってそれは昨日ではなく2年ほど前のことなんだが・・・。そして、その間に君のアバターを含め、君の姿を私は見てないのだよ。さらにログインしてきた者もこの2年間はいないはずだ。」
熟考モードが終わったリンは、戸惑うような口調でそう言った。え・・・2年前?どういうこと?
「2年とか・・・、なに変なこといってるんだよ。」
ちょっと最寄ったら2年経ってました?どこの浦島2年版ですか・・・。もしくは三年寝太郎ならぬ二年寝太郎?




