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魔神配下のダンジョンマスター  作者: にゃーにゅ
建国編~少年時代
114/287

114.バトルの準備

組織が大きくなると調整って大変になりますよね‥ってお話です。

 入学試験が終わり、僕は一旦ダンジョンへと意識を戻した。



 相変わらずのシャールさんたちメイドのお迎えを受けた後、すぐにノートPCという名のメニューを開く。ここには領域テリトリー内のすべての情報が入っている。そこからワールハイトの状況の洗い出し、そしてゴブリンキングのゴブオウ、オーガキングのガキンの両将軍を呼んでダンジョンバトルの準備をさせる。



「マスター、バトルですか?どこ‥、もしかして南部の山脈にいるという天使と悪魔ですか?」

「違うだろ。ゴブオウさんよ。北の海にいるという海王ではないですかマスター?」

「両方違う。目標は北西、ニゴ帝国。そこにいると思われるダンジョンマスターだ」



 一応、2人が言うようにその3方向のダンジョンマスターと同時に戦う可能性もなきにしもあらず。なので、賭けとなるが。仮にそうなっても良いように準備はするが。

 100kmほどならぎりぎり領域テリトリーを広げられるだけのDPダンジョンポイントが貯まっている。少しずつ広げていき、ぶつかるのを待つ予定だ。それなら同時に相手する確率も減らせるだろう。



「マスター、ニゴ帝国にいると思われるダンジョンマスターの情報はありますか?」

「ないよ。ガキン。だが、推測はできる。しかもかなり確度が高い」

「まあ、うちらはいつも通りバトルの準備をするだけですけどね。何かあればまた追加で指示が出るんでしょ?」



 ゴブオウの言う通り、何かあれば追加で指示は出す予定だ。まあ、こいつらはいつも通りということで。そもそもダンジョンバトルになるかすら確定ではないのだ。バトルになる確率は高いとは思うが。



 それからはダンジョン内にある自分の執務室で、ワールハイト、ニゴ帝国の状況の確認と各種書類の作成をしていた。ダンジョンが大きくなり、書類で管理することが多くなってきた。そのためあちこちに出す書類の作成に追われるという状況になっている。



トントン!



 そんな中、執務室の扉をノックする音が。当然、この執務室に来れる者は限られている。



「どうぞ」

「失礼します」



 入ってきたのはエンシェントエルフでマスター代理のミヒャエルだった。



「何の用?」

「なんかダンジョンバトルをするということで会議をしたようですけど、研究班ではありますが、私まで呼ばないのはどういうことなのかな?と思いまして」



 あ。これ怒られるヤツだ。どうやら3人いるマスター代行の中で自分だけ呼ばれていなかったことに怒ったようだ。別にのけ者にしたわけではないのだが‥。



「ごめん。別にのけ者にしたとかではないんだ。元々研究班はバトル時は加わらず退避させる予定だから」

「なるほど。非戦闘員に発言権はない。だまっていろと?」

「そこまでは言ってないんだけど、確かに研究班の長であるミヒャエルは呼ぶべきだったね。次からはそうするよ。だから許してくれ」

「ハァ。まあ、今回は許しましょう。私もそこまで怒っているわけではないですし」


 良かった。許してくれたようだ。


「そもそも来たのは文句言うついでに確認しておこうと思ったので。というよりも、今回色々焦っているように見えて。マスターらしくないと思って」



 流石にあの馬鹿どもとは違って鋭いね。いや、あいつらもなんとなくおかしいとは思っていても言わないだけか。今回、確かに僕は焦っている。焦らなくてはいけない理由がある。

 


「これ読んでみな」


 ミヒャエルに資料を渡す



「これって‥、なるほど、やはり時間がないということでしたか」

「ああ、このままならワールハイト同盟は5年以内に崩壊する」

意思疎通のすれ違いだったとしてもこういうことは後々の遺恨を残すことがあるのできちんと対処しましょう。というお話でした。これでミヒャエルは納得したとしました。現実はねぇ‥。

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