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第106話 好奇神'sVSタケミカヅチ

創造神が圧勝しニコニコしながらこちらへ走ってくる創造神と、先の戦いを分析しているスサノオが俺たちの元へ戻ってきた。

「おつかれ〜、どうだった?」

スサノオは穏やかな雰囲気に戻り笑っていた。

「いや〜やっぱり創造主様は凄いですね!敵う気がしませんよ!」

あまり悔しそうには見えなかった。

横では白犬神が創造神に抱きついていた。

「やっぱり創造主様は凄いね!」

「えへへ〜♪」

「よし!」

タケミカヅチが立ち上がりこちらを向いていた。

「俺らもやるか!」

「おっけ〜!」

俺は創造神に木刀を二本作ってもらった。

「また二刀流にゃ?」

怪猫神が呟きながら頭から降りていく。

「俺は二刀流が好きだからね〜」

そしてタケミカヅチと対峙する。

「そうだ。先に言っておくけど俺の中の二人も飛び出すかもしれないからそのつもりでよろしくね?」

「独創神と吾亦紅神だったか!?構わん構わん!むしろその方が楽しいわ!」

「だってさ〜二人とも!」

『よっしゃ!』

『久しぶりに暴れますかぁ!』

「よし!」

気合いを入れ、真面目な顔で対峙する。

それを見たタケミカヅチも雰囲気が変わる。

スサノオとは違い、荒々しくあるが鋭い殺気がビリビリと俺に突き刺さる。

「殺気やっべ!楽しくなってきた!」

「こい!好奇神's!」

ズコッ!

「ちょっと!せっかくいい雰囲気だったのにその呼び方やめてよ!」

そう言いながら走り出す俺は、以前のスサノオ戦でやった動きを始めた。

しかしあの頃とはスピードが違った。

「はっや!どうなってんの!?」

『俺らのおかげだ!』

「三人分の力なんだから当たり前だよ!』

「なるほどぉ!」

ズバァン!

中の二人と話しながら斬りかかる。

しかしタケミカヅチは素手で受け止めていた。

「うそん!」

『バケモンかよ!』

『集中!次くるよ!』

「甘いわぁ!」

木刀を持ち、投げ飛ばす俺にタケミカヅチが迫る。

「とりあえず俺のやりたいように動くからサポートよろしく!」

『よっしゃ!』

『任せて!』

タケミカヅチの一閃を空中で躱わし、カウンターで攻撃を繰り出す俺。

「ハッ!」

ズバン!

またしても素手で止められる。

「マジかよ!」

『おい好奇神!ちょっと変われ!』

「おっけ〜!」

好奇神から独創神へシフトした俺は独創の力で木刀を変化させた。

「うっし!これでやってみらぁ!」

変化させた木刀は片方が七支刀のような形状、そしてもう片方が鎌のような形状に変わっていた。

『なにそれ!めっちゃかっこいいじゃん!』

俺は思わず反応してしまった。

「だろう!?」

そう言いながら独創神が切り掛かる。素手で受け止めようとしているタケミカヅチを見て、残像を残し背後へ移動し振り斬る。

「もらった!」

ズバン!

しかしタケミカヅチはそれを読んでおり、簡単に避ける。

「はっはっは!なかなか楽しませてくれるな!」

「マジかよこいつ!」

独創神はすかさず残像を複数体創り、タケミカヅチを翻弄していく。

『どうするよ!?』

「手数で押し切る!」

複数の残像に実体を混ぜ、手数を増やし斬りかかる独創神。

それでも素手や武器で受け切るタケミカヅチ。

「くっそかてぇな!このゴリラ!」

『こらこら〜ゴリラなんて言っちゃダメだよ〜』

『独創神!変わって!』

「はいよ〜!」

吾亦紅神にシフトした俺は残像の一つに紛れタケミカヅチに斬りかかる。

シュッ!

バキッ!

武器で受け止めたタケミカヅチを吾亦紅神の能力で変化させた元木刀がタケミカヅチを襲う。

「むぅ・・・」

しかしそれすら躱わす。

「まぁじかよ!これも避けんの!?」

「楽しいなぁ!好奇神's!」

『「だからやめろって言ってんだろうが!」』

『おい好奇神!お前いけ!』

『よっしゃ任せろ!』

再び好奇神に戻り、二人にサポートをしてもらう。

「ハァッ!」

タケミカヅチに斬りかかる。

「独創!」

『はいよ〜!』

俺の中の独創神の力で瞬時に足場を崩し、タケミカヅチのバランスを崩す。

「おぉ・・・!」

バキッ!

「吾亦紅!」

『よっしゃ!』

吾亦紅神の変化の力で瞬時に武器を変化させタケミカヅチを襲う。

「甘いわぁ!」

ズバァーン!

二人の剣撃により土煙が舞う。

土煙が晴れる。そこには平然と立つタケミカヅチと好奇神が横たわっていた。

「楽しかったぞ!好奇神'sよ!」

「それ言うなって!でも負けたけど楽しかったよ!」

俺たちはタケミカヅチに負け、手を引っ張られ引き起こされる。

「俺らの攻撃受け止めすぎでしょ〜」

「あっはっは!経験だ経験!」

二人で肩を抱き合い、創造神たちの元へ戻っていく。

「お疲れ様〜♪なんか色々やってたねぇ♪」

創造神がニコニコしている。

「いや〜なにも通じなかったよ〜」

「それでも以前私と戦った時に比べれば格段に強くなってますよ」

「まぁ三人分の力だからねぇ」

「またやろうぞ!好奇神's!」

「・・・最後までその呼び方なんだ」

読んでいただきありがとうございました!


次回 第107話 二対二


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