暑き惑星ザラスへ!4
超光速空間 ストライダー号コクピット内
京介「惑星センチネルから惑星ザラス迄5600光年、ハイパワードライブでも1週間はかかるな」
キッド「にゃ~、途中で中継ステーションによって行くにゃ?」
ルナ「燃料は余裕が在るけど?」
京介「惑星ザラスの情報収集だよ、ザラスは先頃シン星王が崩御して治安が安定してないんだ」
ルル「この御時世に王室制度をとっているのは珍しいですね♪」
キッド「熱砂の惑星だからにゃ~、しっかりとした指導者が必要なんだにゃ」
ルナ「シン星王が亡くなられて治安が安定してないの?」
京介「今はシン星王の娘、アイラ皇女が跡を継いだがまだ成人もしてない娘だ」
京介がコンソールをたたく
写し出されたのは褐色の肌をした綺麗な美少女であった
キッド「ザラスは砂漠観光の惑星だったけど新しい金属、ZR鉱石が発見されてからは此れを巡って争いが始まったにゃ」
ルル「鉱石を保護する王族一派と鉱石を輸出しようと目論む反王族一派ですね」
京介「反王族一派は傭兵や私兵を主力にしてクーデターを起こした。其れをザラス正規軍が押さえようと躍起になっているがなぁ」
ルナ「その争いの中で遺跡の発掘・・・」
キッド「絶対ドンパチに捲き込まれるにゃ~」
ルナ「でも地球連合はこの状態を収めようとしないの?」
京介「内乱は基本的に干渉しないのが地球連合の考え方だ、地球連合に戦争を仕掛けるなら話は別だが」
ルナ「そんな!ザラスの一般人は!」
京介「落ち着け、例外も在る。銀河条約だ」
銀河条約
其れは地球人が他の宇宙人と結んだ条約
キッド「その中に未確認な遺跡が在ったら其れを保護する決まりが在るにゃ~」
京介「この遺跡が未確認、つまり条約に加担してない異星人が造った物なら地球連合は此れを保護しなければならない」
キッド「地球連合が開拓した星だからにゃ♪」
ルナ「じゃあ今回の遺跡調査は♪」
京介「地球連合遺跡管理局の依頼だよ♪軍隊を直接動かせないからトレジャーハンターの俺達に依頼したんだよ♪」
その言葉に笑顔になるルナ
時を同じくして
?「京介達が惑星ザラスの遺跡調査?」
?「はい、お嬢。地球連合遺跡管理局からの依頼と思われます」
お嬢と呼ばれた女性
深紅のロングヘアーに深紅の瞳
頭には海賊帽をかぶっている
その名はキャプテン・リアナ
銀河をまたに駆ける女宇宙海賊であった
リアナ「全く、京介達はお金儲けにならない調査をしてるねぇ♪でも面白そうじゃない♪ガデス!エクセリオンを惑星ザラスに向けろ!」
ガデス「了解!お嬢♪」
ストライダー号と酷似した有翼のエクセリオン号が惑星ザラスに向けてハイパワードライブを開始した!




