陸上やるぞ!
実況「さあ千条貫人4位の位置から2人抜いた!
もう1人いけるか?…あーっと1位です!千条!千条貫人!新記録!」
千条「ふー…」
全日本陸上競技選手権、中学生部門。100m走。
千条貫人はスタートを出遅れたものの、驚異的な
追い上げを見せて優勝した。
千条「そうですね、高校からスカウトが来ているので、そちらに行くことになると思います!」
インタビューにそう答えた千条は、まだ見ぬ強敵、成長したライバルとの対決を楽しみに高校へと進学することになる。
千条「しかしインタビューなんてやるんだな、中学生なのに。」
友達「な、すごい注目度…まあ日本一だし!よっ!高校どこだっけ?」
千条「いた!止めろお前!天徳高校ですけど」
友達「強豪だ!日本一は違うな!」
千条「知ってて言ってるだろ…ん?」
??「………」
友達「どうした?」
千条「なんか見られてる気がして…気のせいか。」
時は流れ、卒業式…
友達「絶対高校でボコボコにするからな。」
千条「そか!じゃあ高校終わってからお前ボコボコにする」
友達「おい競え」
千条「冗談、負けないよ!」
友達と高校は離れてしまうが、千条と友達のライバル関係はこれからも続いていく。
これ以上ない卒業式だった。
「高校でも日本一!」
高い目標を掲げて、千条貫人は新たな1歩を踏み出したのであった。
のだが…。
天徳高校入学式。
大きい高校ではないが、陸上部、バレー部、サッカー部、野球部、ラグビー部など運動部を豊富に揃えている他、
文化系の部活も3つある。
部活に力を入れている中堅高校で、陸上部の強さが1つ頭が抜けているといったところだ。
教師「千条 貫人」
千条「はい!」
入学式を無事終えた千条は陸上部へと足を運んだ。
千条「千条貫人です!陸上部に入ります!よろしくお願いします!」
先輩「千条くんか、よく来たね…一般?」
千条「推薦です!」
先輩「推薦?聞いてないなあ」
千条「え」
先輩「ていうか千条って中学1位の!?
顧問の高橋先生が驚かせようと黙ってたのかな?」
千条「あー…はい、高橋先生はどちらに?」
先輩「多分職員室じゃないかな?」
千条「ありがとうございます、行ってきます!」
校内
千条「めんど…」
項垂れながら職員室を目指していた千条だったが、
途中で歩みを止めた。
見覚えのある人物が前を通り過ぎたからだ。
背が高く、前髪を上げた爽やかな男性。
きっと彼が高橋先生に違いない。サプライズ好きの。
千条「すみません!顧問の高橋先生ですか?」
??「いいや?違うけど」
千条「えー…」
??「ああ君か!よく来たね千条くん!」
高峯「私は高峯行鷹。君をスカウトした者だよ。」
千条「ですよね!じゃあコーチとかですか?陸上部の!」
高峯「いいや?違うけど」
千条「えー…」
高峯「私、サッカー部の監督」
千条「えー!!!!!!!!」
目標は高校でも日本一!
※ただし、サッカーで。




